那須川天心がWBO11位、武居由樹は5位にランクアップ “転向組”含む日本勢が世界バンタム級に台頭

 

那須川天心がWBO11位、武居由樹は5位にランクアップ “転向組”含む日本勢が世界バンタム級に台頭
那須川天心 撮影:SPREAD編集部

世界ボクシング機構(WBO)は15日までの最新ランキングを発表。キックボクシングからボクシングに転向した那須川天心が世界バンタム級ランキング14位から11位にランクアップした。ここまでの戦績は3戦3勝(1KO)。

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■元キックの武居・那須川がランクアップ

キックボクシングで42戦無敗の那須川は、2023年4月8日に国内同級4位だった与那覇勇気との対戦でボクシングデビュー。デビュー戦で白星を飾ると、同年9月にメキシコ・同級王者のルイス・グスマンに判定勝ちをし、今年1月には世界ランカーのルイス・ロブレスを相手に自身キャリア初のKO勝ちを収め、ここまで3連勝を飾っている。

那須川は9日、自身のインスタグラムに帝拳ジムでの練習動画を公開。「強くなる事にしか興味が無い そんな自分を愛してる」と投稿し、さらなる飛躍を誓っていた。

また、元K-1王者で同じくキックボクシング出身の武居由樹は、10位から5位と大幅にランクアップ。武居は5月6日に東京ドームでWBO世界同級王者のジェーソン・モロニーと対戦する。武居はここまで8戦8勝全KO勝利と輝かしい成績を残しており、今回が初の世界タイトル挑戦となる。

那須川と武居はキックボクシングから転向し、ともに世界を狙うと明言している者同士。武居が今回のモロニ-戦で勝てば、「次戦は那須川との世界戦」との声も上がっている。ほかにも比嘉大吾が3位、堤聖也が8位、増田陸が12位にランク入りしており、現在日本勢5人が世界バンタム級ランキングに名を連ねている。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)