3月24日に中京競馬場で行われる第54回高松宮記念(GI、芝1200m)の過去10年データを紹介する。
今年は、昨年のスプリンターズSを制したママコチャ、昨年2着のナムラクレア、シルクロードS勝ち馬のルガル、阪神C、阪急杯を連勝中のウインマーベルらがエントリー。
◆【高松宮記念2024】出走予定・枠順、予想オッズetc.「近年“大荒れ”傾向 上位拮抗で混戦必至」 予想に役立つ馬券攻略ガイド
ここでは予想のヒントとなる「前走ローテ」を分析していく。
■阪神C組は勝ち馬ゼロ
・シルクロードS【5.2.1.25】
・阪急杯【2.2.3.37】
・オーシャンS【1.2.4.54】
・香港スプリント【1.0.1.3】
・チェアマンズスプリントプライズ【1.0.0.0】
・京都牝馬S【0.2.0.7】
・阪神C【0.1.1.6】
・フェブラリーS【0.1.0.4】
過去10年、最多5勝は【5.2.1.25】の前走・シルクロードS組で、勝率15.2%、複勝率24.2%と中心的存在。単回収率250、複回収値141と優秀だ。昨年は12番人気ファストフォースが1着、2番人気ナムラクレアのワンツー決着。最も関連性が強い。今年出走予定のルガルは軽視禁物だろう。
阪急杯組は【2.2.3.37】で勝率4.5%、複勝率15.9%と出走頭数が多い割に好走率は下がる。人気で見ると、当日1〜4番人気であれば【2.2.3.5】、逆に5人気以下だと【0.0.0.32】と明暗がはっきり分かれている。5人気以下なら買い目からバッサリと消して問題ない。ウインマーベルの当日人気には注目したい。
人気馬の出走がなかった訳ではなく、2020年2番人気グランアレグリアが2着、22年には3番人気グレナディアガーズが12着と敗れている。GI馬でも勝ち切れていないあたり、該当馬ママコチャは頭で狙うのは避けた方が良さそうだ。
距離別で見ると、前走・1200m組は【8.4.6.91】で勝率7.3%、複勝率16.5%、前走・1400m組は【2.5.4.50】で勝率3.3%、複勝率18.0%。複勝率で言えば前走・1400m組の方が上。上記のレース以外だと、前走・京都牝馬S1着のソーダズリング、同2着のナムラクレア、同6着のロータスランドらが該当する。特にロータスランドは3連単278万馬券が飛び出た2022年高松宮記念で2着に好走しており、“穴候補”牝馬としてノーマーク厳禁だろう。
■高松宮記念2024 予想コラム一覧
馬券攻略コラム
【馬券攻略ガイド】出走予定・枠順、予想オッズetc.「近年“大荒れ”傾向 上位拮抗で混戦必至」
【まとめ】芸能人・予想家の「高松宮記念」本命・注目馬予想一覧 「GI連勝を狙う、気になる本命◎は?」
【高配当メソッド】3連単449万円の夢馬券も 「馬場不問で波乱」“ざらにある”2桁人気の激走に警戒
追い切り評価
【追い切り診断】ナムラクレア超える「S」評価 「研ぎ澄まされた前走よりさらに数段上」
【追い切り診断】ルガルに迫る「A」評価 「GI獲りへ機が熟したか、絶好の状態を維持」
【追い切り診断】初スプリントの想定“10人気前後”に高評価 「さっそく結果を残しても不思議ないデキ」
【追い切り診断】実力トップクラスが3歳馬に半馬身遅れ……辛口「B」評価 「本番までにガラッと変わる要素少ない」
データ分析・過去傾向
【枠順傾向】「勝率5割」のナムラクレアはリベンジ叶うか 馬券内率50%、複回収値445の好枠に“不気味”な穴馬
【データ攻略】牝馬2頭は「かたや鉄板級、かたや即消し級」 短縮ローテ馬の“エグい明暗”
【データ攻略】人気一角に「2.3.1.2」条件合致 「向こう2年はこの馬で大丈夫」の驚愕パフォに評価急上昇
【全頭診断】「3.1.0.0」該当2頭が馬券軸候補 ルメール騎乗トウシンマカオは“消し”も
【血統予想】「2.1.2.3」を生む“意外な”母父 「想定8人気以下」が軸候補に
穴馬予想
【穴馬アナライズ】「終わったとの判断は早計、13人気3着トゥラヴェスーラの再現も」 想定“10人気”以下の爆穴
【穴馬アナライズ】「ママコチャとの比較で過小評価、今回は馬の状態が違う」 想定“6人気”前後の伏兵
【穴馬アナライズ】「王者不在のスプリント路線、激走の歴史は繰り返す」 単勝オッズ“20倍台”で妙味たっぷり
35.9%→55.6%→100% 降れば降るほど馬券内率UPの“道悪血統”に穴党熱視線
【危険な人気馬】前走重賞Vも“消し” 「0.0.0.9」のステップ、「0.0.0.3」の中京で凡走パターン濃厚
その他記事
【調教後馬体重】ナムラクレアに“勝率1.5%”昨年同様なら黄信号 「勝ち負けは480キロ以上」
5年ぶりのルメール参戦に“ニヤリ”の陣営とは 「世間は不可解なローテと思うけど……」
(SPREAD編集部)