【MLB】両チーム“13投手33安打26失点”と大荒れ 山本由伸は悔しさ滲ませるも「修正するポイントはわかっている」

 

MLBデビュー戦で苦しい立ち上がりとなった山本由伸(C)Getty Images
MLBデビュー戦で悔しい登板となった山本由伸(C)Getty Images

ドジャース山本由伸投手が21日、韓国・ソウルでのパドレス戦に先発。メジャー初登板は、1回43球4安打5失点と大乱調。初黒星を喫し、悔しいデビュー戦となった。

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■ロバーツ監督「彼なら修正していける」

山本は初回、先頭のザンダー・ボガーツ内野手から初球の甘いフォーシームを狙われ中前安打。続く2番フェルナンド・タティスJr.外野手には6球目のスプリットが抜けて死球に。さらには、3番のジェイク・クロネンワース内野手に右前適時打を浴びて瞬く間に2点を先制された。

その後も制球が定まらず、味方の拙守も響き初回で5失点。わずか43球での降板劇となってしまった。

山本は試合後の会見で「セットポジションに入ってからの投球が凄く乱れた。修正するポイントはしっかりわかっていますし、ピッチングコーチにアドバイスをいただきながら次の試合に向けてやっていきたいです。試合に負けてしまった悔しさはすごく大きいですし、その責任も感じています。シーズンはまだ長いですし、これからいいピッチングをしてチームに貢献していけるよう頑張っていきたいと思います」と、初登板を振り返った。

試合に敗れたデーブ・ロバーツ監督は、山本について「オープン戦終盤で何度か打たれた時と同じように、制球力がなかったね。制球力で勝負する投手が、ボール球先行で死球も出したし、彼らしくなかった。投球動作含め、本来の姿を取り戻さないといけない、彼なら修正していけると思うよ」と、次回への課題と期待を話していた。

山本は4フォーシームが最速96.6マイル(約155.4キロ)を記録するも、生命線である制球力に苦しみ1回ノックアウト。両チーム投手陣が崩壊し計25失点、壮絶な打撃戦は不慣れな球場がもたらした副産物の可能性も否めないが、本土開幕戦へ向けて課題を残す韓国遠征となった。

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(H.Ariga/SPREAD編集部)