ドジャースのウィル・スミス捕手が27日(日本時間28日)、10年1億4000万ドル(約212億円)で契約延長に合意した。MLB公式のマーク・フェインサンド記者ら、複数の米メディアが報じている。
◆水原元通訳と決別した大谷翔平に起きている変化とは…… 「チームメートと積極的に交流している」ロバーツ監督が明かす
■チャンスにも強い強打者
スミスは、昨季126試合に出場し打率.261、19本塁打、76打点を記録。直近3年間で毎年100試合以上マスクを被り、ドジャース投手陣を支えてきた強打の正捕手だ。現在29歳、メジャー6年目を迎えるスミスは、今季の山本由伸投手に加え、来季以降は大谷翔平投手とも長期に渡ってバッテリーを組むと見られている。
昨季は主にフレディ・フリーマン内野手に続く3番打者だったが、今季からは新加入の大谷に押される形で4番打者に。キャリア通算の得点圏打率が.296とチャンスに強く、四球も選べてメジャー平均クラスのパワーを持ち合わせている。負担の大きいポジションとはいえ、10年1億4000万ドル(約212億円)契約延長に「安すぎるのでは」という、ファンの声も多数寄せられた。
大谷がドジャース移籍を発表した際には「彼の決断を今か今かと待っていた」と喜びをあらわにしたスミス。コンビを組むのはしばらく先になりそうだが、「投手・大谷」の野球人生を支えていく欠かせない存在になるだろう。
◆【動画アリ】「大歓声からの大ブーイング」大谷翔平、エ軍ファンから“リスペクト”を込めた洗礼も 「隣町の強いチームだからね」と三塁コーチ
◆「まだ答えるべきことがある」大谷翔平、“4つの最大の疑問”について現地メディアが指摘
◆ドジャース大谷翔平と山本由伸の新たな“女房役”に 強打の正捕手ウィル・スミスを公式データで読み解く
(H.Ariga/SPREAD編集部)