カブスの鈴木誠也外野手は3日(日本時間4日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に「2番右翼」でスタメン出場。5回の第3打席で2戦連発となる2号ソロを放った。この日は5打数3安打4打点で打率を.333とした。試合はカブスが9-8で勝利し、ロッキーズ相手にスイープ。5日(日本時間6日)から始まるドジャース戦へ向けて弾みをつけた。
◆【実際の映像】鈴木誠也、左翼スタンドに一直線の驚愕2戦連発弾「昨夜に続いての一発」と実況も興奮
■7日には山本由伸と直接対決
気温2度という極寒の中で始まった試合。鈴木は初回の第1打席こそ空振り三振に倒れたが、2回2死満塁で迎えた第2打席では右前に運び、2点適時打をマーク。そして、5回先頭の第3打席。カウント2-1から2番手左腕ジャレン・ビークス投手の内角直球を鋭く振り抜くと、打球は左翼スタンドへ一直線。2戦連発となる2号ソロは、打球速度105マイル(約169キロ)、飛距離390フィート(約118.9メートル)を記録した。
連夜のアーチに対して、カブスの公式X(旧ツイッター)は「2日連続でセイヤの本塁打」とつづり、実際の映像とともに投稿。米地元放送局『マーキー・スポーツ・ネットワーク』も「セイヤはすべてを完璧に打ち返している」とつづり、称賛した。また、地元メディア「ブリーチャー・ネーション」は「セイヤがまた本塁打を打った」という見出しとともに「この男は現在、鋭いコンタクトに関してはまさに異次元にいる」と表現した。
6回の第4打席でも三塁への内野安打を放ち、今季初の3安打を達成した鈴木。さらに、8-8の同点で迎えた8回無死1、3塁の第5打席ではサードへの当たりが三塁手のフィルダースチョイスを誘い、三塁走者が生還。チームの勝ち越しに貢献するとともに、この試合4打点目を挙げた。
■チームの勝利が“最大のモチベーション”
鈴木はこの日、2号ソロを含めて5打数3安打4打点と大暴れ、打率を.333とした。試合後には「今、チームは本当に良い状態にある。(荒れ模様の)天気がどうとか、それは重要なことではない。チームとして本当にうまくいっていると感じており、それが私のモチベーションとなり、プレーに集中する手助けになっている」とコメント。好調なチームに導かれ、自身のバットも勢いに乗っていると明かした。
鈴木は前日の同カードで今季1号をバックスクリーンへ叩き込んだが、この打球が自己最速となる打球速度115マイル(約185.1キロ)をマーク。好調をキープしている鈴木は、6日(同7日)のドジャース戦で山本由伸投手との直接対決が控えており、大きな注目を集めそうだ。
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(SPREAD編集部)