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【安田記念/血統展望】人気一角に「0.1.1.21」で危険信号 ロマンチックウォリアーの配合評価は

【安田記念/血統展望】人気一角に「0.1.1.21」で危険信号 ロマンチックウォリアーの配合評価は

今週末は、第74回安田記念(GI、東京芝1600m)が行われる。

前哨戦のマイラーズCを制したルーラーシップ産駒ソウルラッシュ、同レース2着のダイワメジャー産駒セリフォス、ヴィクトリアマイル8着から捲土重来を期するハービンジャー産駒ナミュールなど、多彩な血統構成の馬が集結。

ここでは、馬券検討のヒントとなる「血統」で本競走を攻略する。

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■父サンデー系は差し馬を狙うのが手筋

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近10年の成績を見てみると父サンデーサイレンス系が7勝を誇る。かつてはサンデーサイレンス産駒が勝てないGIだった安田記念だがすっかり時代は変わったようだ。エアジハード→ロドリゴデドリアーノ→タニノギムレットのような決着はもう望めないと肝に銘じておこう。

かつては前傾ラップのレースになることが多く、道中の追走力が求められる結果、サンデー系の中距離向きの切れ味が活かし切れないレースが多かったのだが、最近は前半が緩んで追走力を求められないことも多く、その分サンデー系の末脚性能がダイレクトに活きるレースが続いているのだろう。

それもあって近年の安田記念は差せる脚が求められる傾向にある。サンデー系のうち、差し追い込み馬が【7.3.5.56】で複勝率21.1%に対し、逃げ先行馬は【0.0.1.21】で複勝率4.5%に留まり、このパターンで馬券になったのは2015年3着のクラレントだけという厳しい結果になっている。

ということでサンデー系で狙うなら中団以降から差し脚を使える馬を狙うのが手筋になりそうだ。

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■意外なほど振るわない父キングマンボ系

その一方で、意外なほど振るわないのが父キングマンボ系。この10年で【0.1.1.21】で複勝率は8.7%に留まるうえ、馬券になったのはグリグリの1人気だった19年&20年のアーモンドアイのみ。同馬以外はフタ桁人気の馬が多かったのもあるだろうが、それでもエアスピネル(17年2人気5着)やステルヴィオ(19年5人気8着)など、それなりの人気馬がサッパリ走っていないのは少々気がかり。今年はソウルラッシュなど4頭が該当。

通算成績を見ても【1.1.3.30】で勝率2.9%、複勝率14.3%。勝ったのは2013年の1人気ロードカナロアのみ。また母父キングマンボ系も【1.0.1.10】で複勝率16.7%。馬券になったのはインディチャンプだけで、イルーシヴパンサーやソダシなど、人気どころも馬券を外す結果が続いている。

マイラー血脈のキングマンボなのでマイルの舞台でイマイチというのはやや釈然としないものの、マイラーとしてのパワーや頑健さより、サンデーの中距離のキレの方が優位なレースだと考えれば一応の筋は通りそうだ。

■安田記念はマキャヴェリアンの血と好相性

なお、今年は香港から2頭が参戦。ここではロマンチックウォリアーを取り上げたい。

すっかり日本のファンにもお馴染みの香港中距離最強馬。2000mであれば世界トップクラスの存在と言える。

父のアクラメーションはGI勝ちこそないものの、イギリスで6FのGII勝ちのあるスプリンター。代表産駒にも短距離馬が多く、ミドルパークS勝ちのダークエンジェルや5FのGIをふたつ制したマーシャなどが挙げられる。

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母のフォークメロディは現役時代はゴドルフィンの所有馬として英国C.アップルビーのもと走って5戦1勝。祖母フォークオペラはカナダの芝10FのGI・E.PテイラーSやフランスの10FのGII・ジャンロマネ賞などを勝っている。短距離志向の強いアクラメーションの産駒ながらロマンチックウォリアーの成績が中距離に寄っているのは、この母系の影響が強いのだろう。

地元に右回りコースしかないため香港馬は左回りが懸念されることが多いものの、ロマンチックウォリアーは左回りのムーニーバレーでコックスプレートを勝っているのでそこも問題なし。

また安田記念はマキャヴェリアンの血と相性が良いのもポイントで、過去の同レースでマキャヴェリアンを内包する馬は【3.1.0.4】で勝率37.5%、複勝率50.0%の好成績。好走したのはリピーターのアサクサデンエンとソングラインだけとはいえ、単純な成績であれば十分に評価に値する数字だ。

ロマンチックウォリアーも、母フォークメロディがシングスピール×マキャヴェリアンという配合でヘイローの4×4を内包。

欧州スプリンターのアクラメーションが安田記念を勝つのか? と聞かれるとちょっと自信をなくしてしまいそうになるが、母の配合はアサクサデンエンをひっくり返したような形になっており、この母の適性を受け継いでいるようなら問題なくこなせてしまうだろう。

海外遠征と久々のマイルという割り引き材料がある一方で、そもそもの実力は折り紙付き。マイルの距離でもゴールデンシックスティとそう差のない競馬をした実績がある。アッサリ強さを見せつける可能性も十分にありそうだ。

あとは枠と週末の馬場コンディションを見つつ、最終結論に至りたい。

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著者プロフィール

ドクトル井上
【重賞深掘りプロジェクト】血統サイエンティスト。在野の血統研究家。旧知のオーナーを中心として、セリや配合のコンサルティング業務を請負中。好きな種牡馬はダノンレジェンドとハービンジャー。苦手な種牡馬はMore Than Ready。凱旋門賞馬Ace Impactの血統表は芸術品なので、ルーヴル美術館に収蔵されるべきとわりと本気で考える三十路の牡馬。

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