今週は東京競馬場でエプソムC(芝1800m)が行われる。昨年の勝ち馬ジャスティンカフェ、2着馬ルージュエヴァイユはともに同年秋のGI戦線で好走。今後の大舞台を見据えるうえで注目したい一戦だ。
ここでは、過去10年からレーベンスティールとサイルーンにフォーカスしたデータを取り上げる。
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目次
■レーベンスティールのプラス材料となる「2.1.0.1」
昨年のセントライト記念で皐月賞馬ソールオリエンスを撃破。適距離替わりで巻き返しを期するのがレーベンスティールだ。海外遠征帰り初戦の前走新潟大賞典はまさかの惨敗を喫しており、今回は半信半疑の評価。取捨をどうするべきか……そんな迷いが生じる馬だと思うが、データでは“買い”一択だ。
・芝2200m以上の重賞連対歴がある4歳馬【2.1.0.1】
該当馬4頭中3頭が馬券内かつ連対を確保。5番人気1着レイエンダや6番人気2着サトノフラッグなど配当妙味も高く、前述2頭はセントライト記念2着馬だった。本レースと好相性の4歳馬×芝2200m以上の重賞連対歴は“軸推奨”と言えるデータだ。
レーベンスティールにとって、今回心強い存在となるのが鞍上のC.ルメール騎手。2024年のC.ルメール騎手×田中博康調教師の成績は【4.0.0.0】と負け知らず。厩舎の“ジョーカー”をこのタイミングで起用するのは強い勝負気配の表れだろう。飛躍の秋に向けて賞金加算は必至。ここは本来の姿を見せてくれる可能性は高いと見た。
■サイルーンに【0.0.0.6】の鬼門データ
その一方で、サイルーンには不安要素が浮上する。2勝クラス→3勝クラスと連勝して臨む重賞の舞台。目下の充実ぶりと父ディープインパクト×母父キングカメハメハの血統背景も含めて注目の1頭だが、今回はローテーションがマイナス材料となる。
・前走芝1600m勝ち馬【0.0.0.6】
ジャスティンカフェをはじめとした当日3番人気内馬が3頭いたにもかかわらず、該当馬6頭すべてが馬券外。前走マイル勝ち馬×開催後半にさしかかった東京芝1800mで施行されるエプソムカップとの関連性のなさを示すデータと言えよう。
サイルーンについて補足すると、東京芝は【2.3.0.1】と好走多数。そのなかには当舞台の好走歴も含まれており、馬自体の適性には目を見張るものがある。“バッサリ消し”とまでは言い切れないものの、勝利または連対圏確保に関しては暗雲が垂れ込める1頭と捉えたいところだ。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。












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