【ラジオNIKKEI賞/危険な人気馬】重賞好走組の一角を“消し” 「0.0.0.21」の全滅データなど“馬券内ゼロ”条件該当馬は……

【ラジオNIKKEI賞/危険な人気馬】重賞好走組の一角を“消し” 「0.0.0.21」の全滅データなど“馬券内ゼロ”条件該当馬は……

今週は、3歳限定で行われる唯一のハンデ重賞、第73回ラジオNIKKEI賞(GIII、芝1800m)が福島競馬場で行われる。

今年は、青葉賞で好走したウインマクシマムサトノシュトラーセをはじめ、白百合Sを制したミナデオロ、皐月賞大敗から巻き返しを期すアレグロブリランテシリウスコルト、唯一の重賞ウイナー、セットアップなど、抜けた存在がいない混戦模様で、難解な一戦となりそうだ。

そんな中、青葉賞4着でダービーの切符を逃したサトノシュトラーセが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■高額条件では馬券圏内に来ないジャスタウェイ産駒

昨年の京都2歳Sでは、勝ったシンエンペラー(ダービー3着)に0秒1差の3着と好走。ダービー馬ダノンデサイルには先着を果たすなど、世代でもトップクラスの力を示していたサトノシュトラーセ。ダービーの出走権をかけた青葉賞では、直線で不利を受けるロスなども影響し、3着までクビ差及ばずに涙を呑んだ。“残念ダービー”とも言われるここは、仕切り直しの一戦。秋の飛躍へ向けて何としても結果を残したいところだが、実績がモノをいわないのがラジオNIKKEI賞の特色でもある。

過去10年のラジオNIKKEI賞で、前走が青葉賞だった馬は【1.0.1.4】と、サンプルこそ少ないがまずまずの結果。しかし、好走した2頭はいずれも青葉賞で掲示板外に敗れていた馬で、東京→福島のコース替わりで適性の良さを見せてくれた印象がある。

また、レースを問わず、前走が重賞だった馬で、5着以内に好走していた馬は、過去10年で一度も馬券に絡んでいない。2019年ヒシイグアス(スプリングS5着→1人気9着)、21年ボーデン(スプリングS3着→1人気6着)、同年リッケンバッカー(NHKマイルC4着→2人気9着)など、重賞での好走で人気を集めるも、凡走するケースが目立っている。

ラジオNIKKEI賞では、重賞大敗組やオープン特別、1勝クラスで好走してきた馬の台頭が目立ち、ハンデ戦ということもあって、重賞好走組との斤量差も結果に影響を及ぼしている可能性は高く、重賞で好走したからといってすぐに飛びつくわけにはいかない。

サトノシュトラーセはジャスタウェイ産駒だが、同産駒には気掛かりな点も。全国各場でコンスタントに結果を残しているものの、産駒のデビュー以降、福島の芝コースにおいて、新馬、未勝利、1勝クラスでは1~3着以内に入線したことはあるが、2勝クラス以上では、一度も馬券に絡んだことがなく【0.0.0.21】と全滅。高額条件になるにつれて、コース適性の悪さを証明しており、年明けの京都金杯を制したコレペティトールのような素材でも昨年出走し5着までだった。このあたりも、サトノシュトラーセは手の出しにくい存在だ。

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実績面から人気を集めそうなサトノシュトラーセだが、重賞好走組が結果を残せていない点や、血統面による相性の悪さを踏まえると、人気ほどの信頼感はなく、妙味を考えると、今回は思い切って「消し」でいってみたい。

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◆著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。