【MLB】大谷翔平のHRダービー欠場を米記者が支持 「彼はプレーオフ制覇のため、賭けに出た」

 

A.Kudo/SPREAD編集部

ドジャース・大谷翔平(C)ロイター
ドジャース・大谷翔平(C)ロイター

ドジャース大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地ドジャースタジアムでのダイヤモンドバックス戦に「1番DH」で先発出場する。

前日の同戦で27号2ランを放った大谷は、試合後インタビューで今夏のホームランダービーについても言及。「リハビリもありますし、今回は恐らく出ない方向で進むんじゃないかと思います」と不参加の意向を示した。

これを受けて、地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』のディラン・ヘルナンデス記者は3日(同4日)、大谷の欠場を支持する記事を投稿している。

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■「オオタニがプレーオフを制覇すれば……」と期待も

ヘルナンデス記者は「ショウヘイ・オオタニの辞退で、MLBはホームランダービーを中止すべき」と題した記事を投稿。その理由として、「ショウヘイ・オオタニが毎年恒例のホームランダービーに出場する可能性は低いと言っているからだ」とし、「ホームランダービーにとって何という損失だ。野球界にとってもだ」と大谷の欠場を惜しんだ。

一方で、「オオタニの決断はスポーツ界の義務を放棄したと考えるべきではない」と主張。「これは犠牲である。これは計算された賭けである。オオタニはポストシーズンでプレーしたいのだ」と大谷のポストシーズンにかける思いした。

大谷の影響力もあり「オオタニがホームランダービーで優勝すれば、あるいは参加するだけでも、ほんの数日間野球に注目が集まるかもしれない」としたが、「オオタニがプレーオフを制覇すれば、野球の人気低下の軌道を覆すことができるかもしれない」と10月への期待も記した。

先週のインタビューではダービー出場に前向きな発言もしていた大谷だが、現在はリハビリ中。来季からは再び二刀流としてマウンドに復帰することが予定されており、今回は大事をとる意味でも最善策かもしれない。

最後に同記者は、「オオタニはドジャースに大きな賭けをした。彼は、ドジャースが10月に勝利する現実的なチャンスを与えるために、必要な動きをすることに賭けたのだ。オオタニは、ドジャースで活躍することに賭けたのだ」と、大谷の決断を支持した。大谷はエンゼルス時代から待ち望んでいた「ヒリヒリするような9月」を過ごすため、自身初のポストシーズン進出に向け前進する。

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