札幌では第60回札幌記念(18日/GII、芝2000m)が行われる。前年覇者のプログノーシス、ダービー馬シャフリヤール、前走エルムSの2着から中1週で挑むドゥラエレーデなどが出走予定。
ここでは「札幌記念2024」の出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向を紹介する。
◆【キーンランドカップ2024予想/特集】悲願の“GI制覇”へ 昨年覇者ナムラクレアが始動 出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向
目次
「札幌記念2024」予想コラム一覧
◆【大口投票】前売り朝イチから複勝”100万円”連発 プログノーシスと並ぶ「期待馬」は
◆【馬場情報】止まらない「前残り」バイアス プログノーシスは届くのか……警戒すべき“単勝オッズ2桁”の逃げ・先行3騎
◆【まとめ】大口投票パトロール 前売り朝イチから複勝”100万円”連発 プログノーシスと並ぶ「期待馬」は
◆【まとめ】芸能人・予想家の本命・注目馬予想まとめ 指名馬3週連続好走中!気になる今週の◎は?
◆【前日オッズ】シャフリヤールは「1.0.1.8」該当 プログノーシス“連対率75.0%”も隙を狙う逆転候補は
◆【穴馬アナライズ】絶好の「展開×ローテ×舞台」で買い要素が満載、前日オッズ“2桁”の盲点
◆【追い切り診断】打倒プログノーシスの一角に最高評価「S」 「状態面で雲泥の差」、勝ち負け期待の仕上げ
◆【追い切り診断】想定“10人気”前後に「A」の高評価 「意欲に満ち溢れた調整」で一発に警戒
◆【追い切り診断】重賞ウイナーの実力馬に低評価「B」 伸びあぐねて新馬に見劣り「いかにも整っていない感」
◆【枠順傾向】上がり最速3着のフィエールマンに重なるプログノーシス “頭数が収まるほど”内枠有利、浮上したV候補は
◆【データ攻略】危険要素はらむGI馬を“あえて狙うべき”理由 「4.1.1.2」で復活Vに虎視眈々
◆【データ攻略】人気一角に「連対率80%」の後押し “鉄板級ホース”に穴党もギブアップか
◆【全頭診断】伏兵に「2.7.1.1」の”激走条件” 人気2頭の一角崩し候補は
◆【血統展望】攻略への最適解となる「4.2.0.2」 “名馬の資質”を満たすGI級ホースはへ
■「札幌記念2024」出走予定馬・予想オッズ
→→→右へスクロール→→→
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想オッズ | 予想人気 | 厩舎 | 1 | 1 | ドゥラエレーデ | 牡4 | 58.0 | 藤岡祐介 | 20.9 | 7 | 栗東・池添学 | 2 | 2 | ジオグリフ | 牡5 | 58.0 | 横山武史 | 8.6 | 3 | 美浦・木村哲也 | 3 | 3 | ボッケリーニ | 牡8 | 58.0 | 浜中俊 | 18.0 | 6 | 栗東・池江泰寿 | 4 | 4 | シャフリヤール | 牡6 | 58.0 | 武豊 | 6.8 | 2 | 栗東・藤原英昭 | 5 | 5 | チャックネイト | セ6 | 58.0 | 佐々木大輔 | 52.8 | 9 | 美浦・堀宜行 | 5 | 6 | トップナイフ | 牡4 | 58.0 | 田辺裕信 | 29.7 | 8 | 栗東・昆貢 | 6 | 7 | ホウオウアマゾン | 牡6 | 58.0 | 菱田裕二 | 167.9 | 12 | 栗東・矢作芳人 | 6 | 8 | アウスヴァール | セ6 | 58.0 | 古川吉洋 | 84.2 | 10 | 栗東・昆貢 | 7 | 9 | ステラヴェローチェ | 牡6 | 58.0 | 横山典弘 | 15.1 | 4 | 栗東・須貝尚介 | 7 | 10 | モズゴールドバレル | 牝5 | 56.0 | 池添謙一 | 113.1 | 11 | 栗東・藤岡健一 | 8 | 11 | プログノーシス | 牡6 | 58.0 | 川田将雅 | 1.4 | 1 | 栗東・中内田充正 | 8 | 12 | ノースブリッジ | 牡6 | 58.0 | 岩田康誠 | 16.8 | 5 | 美浦・奥村武 |
→→→右へスクロール→→→
◆【札幌記念2024予想/前日オッズ】シャフリヤールは「1.0.1.8」該当 プログノーシス“連対率75.0%”も隙を狙う逆転候補は
※オッズは、前日最終オッズを掲載しています。
※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。
■「札幌記念2024」追い切り
追い切り評価:シャフリヤール
【最終追い切り】レース当週の追い切りには北村友騎手が騎乗し、函館ウッドで併せ馬。長めからスタートし3歳未勝利を外からマクっていくという意欲的な内容で、序盤から気持ちをしっかり乗せた状態で進んでいく。コーナー手前で相手をロックオンすると、脚力の違いを示してあっさりとパス。抜け出してからも気持ちを維持し、重心を沈めて加速できていた。
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/追い切り診断】打倒プログノーシスの一角に最高評価「S」 「状態面で雲泥の差」、勝ち負け期待の仕上げ
追い切り評価:アウスヴァール
【最終追い切り】レース当週は主戦・古川吉騎手が騎乗し、水分を含んで重くなった札幌芝コース単走。序盤から速いラップを刻む意欲的な調整を行った。序盤はやや左に張る場面もあったが許容範囲。直線でスムーズに手前を替えると躍動感ある走りで加速している。
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/追い切り診断】想定“10人気”前後に「A」の高評価 「意欲に満ち溢れた調整」で一発に警戒
追い切り評価:チャックネイト
【最終追い切り】レース当週はウッドで併せ馬。2歳1勝馬ソロモンの外を進んでの併走だったが、気迫不足なのか前進気勢に欠け、鞍上が終始おっつける形でなんとか馬なりの2歳馬と併走が成り立っていた感じ。最後は脚力の違いで抜け出しはしたものの、そこまでの鋭さはなかった。
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/追い切り診断】重賞ウイナーの実力馬に低評価「B」 伸びあぐねて新馬に見劣り「いかにも整っていない感」
■「札幌記念2024」過去10年データ
前走ローテ
やはりスーパーGIIと呼ばれるレースだけあり、秋のGI戦線や海外挑戦へのステップとして今後の主役を狙う馬たちが集う。そのため、前走ローテも安田記念組の【2.2.1.5】を筆頭に前走でGIを戦ってきた馬が6勝2着8回、ここ10年で馬券に絡まなかったのは2015年のみと圧巻の成績だ。ここは素直に前走GI組を深堀りしていく。
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/前走ローテ】人気一角に浮上する「0.0.1.12」 波乱含みで“美味しい”函館記念組
血統傾向
過去10年の札幌記念を振り返ると、種牡馬は4勝を挙げるディープインパクトと複勝率50%を誇るハービンジャーの2強状態。今年はハービンジャー産駒の出走がないので、まずはディープ産駒の検討から入るのが手筋になろう。
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/血統展望】攻略への最適解となる「4.2.0.2」 “名馬の資質”を満たすGI級ホースは
人気・配当傾向
過去10年、1番人気【0.4.3.3】と勝ち星はないものの、単勝1倍台の際は【0.3.1.0】複勝率100%を記録する。2番人気は【5.1.0.4】勝率50.0%、単勝回収値215と優秀。ただ、1番人気が単勝1倍台だった4回のうち3回は、2番人気が単勝3倍台で勝利を挙げており、1番人気と2番人気でオッズの開きがある際は、好成績を収める2番人気でも凡走傾向にある。
今年、断然の人気に推されそうなプログノーシスは軸としての信頼度は抜群。想定2番人気のシャフリヤールが3倍台にならないようなら、他に頭候補を探しておきたい。
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/高配当メソッド】1人気が「0.4.3.3」で10年以上勝ち星なし 今年は国内重賞組の“伏兵”に勝機か
枠順データ・傾向
過去10年、最多の4勝を挙げるのは1枠で【4.0.2.7】勝率30.8%、複勝率46.2%で回収値は単勝257、複勝116と優秀な成績を収める。1枠から好走した馬のほとんどが中団以下から競馬をした馬で【4.0.1.3】の成績。マークを受けやすくなる逃げ先行馬は割り引きが必要そう。
また14頭立て以下だった5レース分のデータを見ると、1枠は【3.0.0.2】勝率60.0%で、馬券外の1頭はステイフーリッシュの競走中止によるもの。ドゥラエレーデは好枠を手に入れたものの、先行脚質。押さえまでが無難か。
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/枠順】上がり最速3着のフィエールマンに重なるプログノーシス “頭数が収まるほど”内枠有利、浮上したV候補は
年齢「4歳と5歳馬が勝利数トップ」
・3歳【2.1.1.5】
・4歳【3.0.2.28】
・5歳【3.6.5.29】
・6歳【2.1.1.26】
・7歳以上【0.2.1.23】
東西「勝ち数は同等も2着数は関西馬が圧倒」
・美浦【5.1.5.45】
・栗東【5.9.5.69】
前走着順「前走1着からの勝利なし」
・前走1着【0.3.2.17】
・前走2着【2.1.0.11】
・前走3着【1.0.1.12】
・前走4着【1.1.1.12】
・前走5着【2.1.0.9】
・前走6-9着【4.2.4.28】
・前走10着以下【0.2.2.24】
■「札幌記念2024」全頭診断
・ジオグリフ
不振にあえいでいた昨年から一転、今年はGIでも勝ち馬と0秒5差以内とパフォーマンスが安定。条件さえ噛み合えば復活Vのシーンもどこかで見られると思うが、今回は開催を通じて時計の速い札幌芝がネックだ。開催最終週の札幌2歳Sや皐月賞、稍重の共同通信杯に中山記念と重賞での馬券内は時計のかかる馬場に限定。パンパンの良馬場なら思い切って”消し”の選択肢も浮上する。
・シャフリヤール
昨年の本レースは11着と惨敗。当時は悪化した馬場に加えて喉の影響が大きかった印象だ。その後、手術を経てからはBCターフ3着、有馬記念5着、ドバイシーマクラシック2着と立て直しに成功。ジャスティンパレスと接戦という事実を物差しにすれば圧倒的格上と言えるし、有馬記念を見るより小回りコースも数を使われていないだけで苦手と言い切るのはまだ早い。高速馬場傾向にあるいまの札幌芝なら侮れない1頭だ。
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/全頭診断】伏兵に「2.7.1.1」の”激走条件” 人気2頭の一角崩し候補は
■「札幌記念2024」軸馬/穴馬予想コラム
危険な人気馬:シャフリヤール
2年連続で札幌記念参戦となるシャフリヤール。昨年は11着に大敗したが、喉の影響があってのもので、レース後は、喉頭蓋エントラップメントの手術を敢行。その後、秋のBCターフでは3着に好走し、今年初戦のドバイシーマCでも2着に入るなど、海外の高レベルのレースでも安定した力を発揮している。
とはいえ、勝ち星は22年ドバイシーマCから遠ざかっており、国内戦では21年ダービー以来勝っておらず、勝ち味に遅い点は否めない。加えて、適距離はクラシックディスタンスという印象で、2000mは2戦未勝利という結果が示す通り、やや短い印象もある。
また、過去10年の札幌記念で、前走がドバイシーマC組は【0.0.1.5】と、好走例は18年3着モズカッチャンのみ。また、他のドバイのレースも加えると【0.0.1.9】と、ドバイ帰りからの直行ローテは、札幌記念とはあまり相性が良くない。
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/危険な人気馬】前走海外組“2強”の一角を消し 「選ばれし4頭」でも勝てない鬼門データ
データ攻略「プログノーシスに【3.1.0.1】の後押し」
昨年の本レースで4馬身差の圧勝を飾ったプログノーシスが連覇を目指し、今年も参戦をはたす。特殊な馬場だった当時から馬場適性の恩恵もあったのでは……という声も囁かれるが、連覇に向けた後押しとなるデータをお伝えする。
・川田将雅騎手の騎乗馬【3.1.0.1】
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/データ攻略】人気一角に「連対率80%」の後押し “鉄板級ホース”に穴党もギブアップか
データ攻略「シャフリヤールに合致する【4.1.1.2】」
3歳時には日本ダービーを制し、世代の頂点に立ったシャフリヤール。その後は海外を中心に良績を積み重ねてきたが、国内レースでの勝ち星はその日本ダービーが最後となってしまっている。昨年惨敗のレースでもあり過信禁物では……そんな声に待ったをかけるデータをお伝えしたい。
・年内に重賞連対歴のあるディープインパクト産駒【4.1.1.2】
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/データ攻略】危険要素はらむGI馬を“あえて狙うべき”理由 「4.1.1.2」で復活Vに虎視眈々
穴ライズ「絶好の“展開×ローテ×舞台”で買い要素が満載、前日オッズ“2桁”の盲点」
積極的な脚質と前走で見せた適性、追切も上々で久々の実戦となるものの力を出せるデキにあると見ていい。実績を考えればこの人気なら期待値は高い。
詳細記事はコチラ⇒◆【札幌記念2024予想/穴馬アナライズ】絶好の「展開×ローテ×舞台」で買い要素が満載、前日オッズ“2桁”の盲点
■「札幌記念2024」札幌芝2000mコース解説
スタート地点は4コーナー奥のポケット。スタンド前の直線を大きく横切り一周する。最初のコーナーまでの距離は約380m。札幌競馬場の芝コースは高低差が0.7mと小さく、全周にわたりほぼ平坦。コーナーが大回りでがゆるやか、直線は短く約266m。(Aコース時)
■「札幌記念2024」過去プレーバック
2023年 プログノーシス
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 7 | 13 | プログノーシス | 牡5 | 58.0 | 川田将雅 | 2:01.5 | 36.0 | 2 | 2着 | 6 | 10 | トップナイフ | 牡3 | 55.0 | 横山和生 | 4 | 36.9 | 9 | 3着 | 1 | 1 | ソーヴァリアント | 牡5 | 58.0 | C・ルメール | 3 | 36.7 | 4 |
→→→右へスクロール→→→
2022年 ジャックドール
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 2 | 4 | ジャックドール | 牡4 | 57.0 | 藤岡祐介 | 2:01.2 | 37.3 | 3 | 2着 | 2 | 3 | パンサラッサ | 牡5 | 57.0 | 吉田豊 | クビ | 37.7 | 2 | 3着 | 5 | 9 | ウインマリリン | 牝5 | 55.0 | 松岡正海 | 1.1/2 | 37.4 | 5 |
→→→右へスクロール→→→
2021年 ソダシ
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 8 | 13 | ソダシ | 牝3 | 52.0 | 吉田隼人 | 1:59.5 | 35.4 | 2 | 2着 | 4 | 4 | ラヴズオンリーユー | 牝5 | 55.0 | 川田将雅 | 3/4 | 35.1 | 1 | 3着 | 5 | 7 | ペルシアンナイト | 牡7 | 57.0 | 横山武史 | アタマ | 35.2 | 8 |
→→→右へスクロール→→→
■「札幌記念2024」レース概要
開催日
2024年8月18日(日)15時45分
2回札幌4日目 11R
第60回 札幌記念(GII)
施行条件
芝右2000m
3歳上オープン/国際/指定/定量
賞金
1着 7000万円
2着 2800万円
3着 1800万円
4着 1100万円
5着 700万円