ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は13日(日本時間14日)、敵地でのホワイトソックス戦に「3番中堅」で先発出場。3打数2安打2四球でチームの勝利に貢献した。
メジャー通算300号に王手をかけているジャッジは、8月に入り打率.500と絶好調。打率部門でもア・リーグ2位に浮上し、再び三冠王が射程圏内に入ってきた。米メディアはジャッジが到達した史上5人目のシーズン記録にフォーカスしている。
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■再び三冠王も射程圏内に
ジャッジは開幕序盤の3月と4月こそ打率.207、6本塁打と出遅れたものの、その後は本来のパフォーマンスを発揮。前半戦で34本塁打を放つと、オールスター以降は打率.443と絶好調だ。とりわけ、8月は11試合で36打数18安打の「打率.500」と猛打爆発。本塁打、打点部門で両リーグトップを快走しているが、打率部門でもトップのボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)の.347に次ぐ.332をマーク。三冠王が狙える位置まで、再び浮上してきた。
また、この日は2四球を記録し今季101四球に到達。ヤンキースの地元メディア『YES Network』の公式Xは、ジャッジが成し遂げた新たな記録を紹介した。チーム121試合目までに40本塁打100四球をマークしたのは、ベーブ・ルース(6回)、ルー・ゲーリッグ、マーク・マグワイア、バリー・ボンズに続く史上5人目の大記録とのこと。
高打率と四球量産で、両リーグ断トツトップの「OPS1.165」と無双を続けるジャッジ。“現役最強打者”の打撃から、今後も目が離せなくなりそうだ。
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