ドジャースの大谷翔平投手は11日（日本時間12日）、本拠地ドジャースタジアムでのカブス戦に「1番DH」で先発出場。初回の第1打席に今季47号アーチを記録した。続く第2打席には四球で歩き、今季48個目の盗塁にも成功。史上初の「50本塁打、50盗塁」に一歩前進した。
◆大谷翔平、プレーオフでの復活登板なるか 「可能性はゼロではない」とロバーツ監督 投手コーチは「2～3週間後に話し合いを始める」
■反撃の口火を切る一発
前日の試合では、4打数無安打と快音なしだった大谷。この日は序盤から豪快アーチで打線をけん引、自身の最多記録を更新した。
ドジャースが2点ビハインドで迎えた、初回の第1打席。大谷は相手先発ジョーダン・ウィックス投手の4球目スライダーを豪快に振り抜くと、打球は角度19度、速度118.1マイル（約190キロ）の弾丸ライナーで右中間へ。飛距離405フィート（約123.4メートル）の一打は、今季47号アーチとなった。
そして、続く第2打席にはフルカウントまで粘って四球で出塁。左腕相手に警戒される中で、今季48盗塁目を決めた。
MLB公式サラ・ラングス記者のXによると、大谷は1試合で本塁打と盗塁を記録したのが今季12度目。これは、通算1406盗塁を誇る世界の盗塁王リッキー・ヘンダーソン氏が記録した「13回」に迫る、史上2位タイ。バリーの父ボビー・ボンズ氏、ロナルド・アクーニャJr.外野手（ブレーブス）に並ぶ記録になるとのこと。
大谷はこの試合、本塁打含む4打数2安打3打点1四球1盗塁と躍動。試合は乱打戦の末、ドジャースが10－8でカブスに勝利している。
◆“16戦ノーアーチ”ジャッジのMVP優勢は変わらずも……ウィットJr.は「候補に相応しい」 米敏腕記者が主張「レースはまだ終わっていない」
◆大谷翔平、プレーオフでの復活登板なるか 「可能性はゼロではない」とロバーツ監督 投手コーチは「2～3週間後に話し合いを始める」
