ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は2024年シーズン、13日(日本時間14日)終了時点で119試合に出場し打率.332、42本塁打、107打点を記録。ホームランと打点は両リーグトップを独走し、打率も2位につけるなど三冠王も視界に入れている。
8月に入り調子を上げるなど猛打を見せるジャッジについて、米メディアが今季終了時の成績を予想している。
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■首位打者争いでも再上昇
ジャッジは3打数2安打2四球としたホワイトソックス戦で月間打率を5割とし、首位打者争いでもボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)に迫る勢いで猛威を振るっている。
そんなヤンキースの主砲について、米スポーツ専門局『ESPN』は、「アーロン・ジャッジは57本のペース。それを上回るか、下回るか?」とテーマを挙げて、今年の成績を予想している。
ジェフ・パッサン記者はこの問いに「超えるだろう」と断言し、「現時点でジャッジを止めるには、相手監督がジャッジを敬遠で避け続けることだけだ」とその脅威について言及。また、「ジャッジはボンズが引退後、最も彼に近い存在」「ジャッジより才能のある打者はこの世にいない」とバリー・ボンズ氏と比較しながら絶賛する。
また、デービッド・ショーンフィールド記者は57本塁打を超えるとしたうえで、「彼は.700を打てるだろうか?」と長打率に注目していると明かす。
13日(同14日)終了時で.699を記録しているジャッジについて、「2004年のバリー・ボンズ以来誰もこれを成し遂げていない。1994年から2007年の期間を除くと1957年のテッド・ウィリアムズ以来出ていない」と歴代の名バッターに触れながら、今季のジャッジに期待を寄せているとした。
2022年には62本塁打を放ち、記録的な1年を送ったジャッジだが、それを上回るようなメモリアルなシーズンにできるのか注目が集まる。
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