ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は14日(日本時間15日)、敵地でのホワイトソックス戦に「3番DH」で先発出場。8回表に今季43号3ランを放ち、史上最速の通算300号本塁打を達成した。
出場955試合目で節目の数字に到達した32歳のスラッガーについて、指揮官が称賛の言葉を述べている。
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■史上最速を次々に更新
ジャッジは8回表、フアン・ソト外野手が敬遠されて1死一、二塁で第5打席を迎えた。相手4番手チャド・クール投手の4球目のシンカーを豪快に振り抜くと、角度23度、速度110.1マイル(約177.1キロ)の鋭い弾丸ライナーが左翼スタンドへ突き刺さった。
米メディア『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者によると、955試合目での300号達成は史上最速。また、MLB公式のサラ・ラングス記者によると、3431打数での300号達成は3831打数のベーブ・ルースを上回るものとなった。
アーロン・ブーン監督は試合後に、「アーロンのやっていることは野球界のなかでも稀有なことだ」と絶賛。「彼が今季送っているような活躍について話すと、彼は素晴らしい選手で素晴らしいリーダー。彼がそれを成し遂げたことにみな興奮しているはずだ」とチームをけん引する働きを称えた。
今季は三冠獲得や60本塁打も視野に入れる猛打を見せるジャッジ。節目の数字に到達した主砲の活躍には引き続き期待が高まる。
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