【札幌記念/追い切り診断】想定“10人気”前後に「A」の高評価 「意欲に満ち溢れた調整」で一発に警戒

【札幌記念/追い切り診断】想定“10人気”前後に「A」の高評価 「意欲に満ち溢れた調整」で一発に警戒

第60回札幌記念(18日/GII、札幌芝2000m)には昨年覇者のプログノーシス、今年もBCターフへ向けての始動戦となるシャフリヤール、衰え知らずの8歳馬・ボッケリーニなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し「S」「A」「B」の3段階で評価した有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「アウスヴァール」を取り上げる。

◆【札幌記念2024予想/追い切り診断】打倒プログノーシスの一角に最高評価「S」 「状態面で雲泥の差」、勝ち負け期待の仕上げ

■アウスヴァール

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【中間調整】ケレン味のない先行策が持ち味。馬場や展開が噛み合わず3勝クラスを勝ち切れない時期が続いたが、今年3月の難波Sで大逃げから筒一杯の粘りを見せようやく勝利を収めた。以降、オープン昇級後はなかなか思うようなレース運びにならず凡走が続くも、前走・函館記念では単騎逃げから粘りに粘って14番人気3着と大激走を果たしている。

大きな反動はなかったようで、相手は一気に強くなるが札幌記念へ進むことに。ミニ放牧を挟んで札幌入りし、調整が進んでいる。中間初時計の1週前追いは札幌ダートでサラッと流したが、日曜追いでは同じくダートで目一杯の負荷を掛け好時計をマークした。

【最終追い切り】レース当週は主戦・古川吉騎手が騎乗し、水分を含んで重くなった札幌芝コース単走。序盤から速いラップを刻む意欲的な調整を行った。序盤はやや左に張る場面もあったが許容範囲。直線でスムーズに手前を替えると躍動感ある走りで加速している。

【見解】前走の激走は展開利と軽ハンデに恵まれてのもの……という見方は否定できないが、そもそも状態の良さがあってこそのもの。プラス、洋芝適性も高かったということだろう。2022年の夏に函館、札幌で連続凡走していたがこれは道中の不利などがあり馬場適性以前の問題だった。本来、巴賞から函館記念の予定が、巴賞は除外となったことでまだ夏1走のフレッシュな状態。仮に疲れがあるのなら、日曜追い、最終追いとあそこまで意欲的に追えないはずだ。ハンデの恩恵がない別定戦、相手関係は一気に強化とさすがに厳しい状況だが、好調続く逃げ馬はやはり警戒すべき。

総合評価「A」

◆【札幌記念2024予想/追い切り診断】重賞ウイナーの実力馬に低評価「B」 伸びあぐねて新馬に見劣り「いかにも整っていない感」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)
【重賞深掘りプロジェクト】調教ライター。競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。