第60回CBC賞(18日/GIII、中京芝1200m)は過去10年のうち6年で3連単の配当が10万円オーバー、昨年は49万円で2020年には244万円が飛び出した大波乱もありえる一戦。今年は有力馬の回避もあり穴馬台頭の可能性はより高まりそうだ。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、CBC賞の穴馬候補をピックアップ。ここでは「カリボール」を取り上げる。
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■カリボール
2022年4月にオープンに昇級してから、長らく低迷が続いていたカリボールだが、近2走は一変。前々走の鞍馬Sで、最低人気ながらラチ沿いから脚を伸ばし、勝ち馬ジャスティンスカイの僅差3着に激走すると、前走の福島テレビオープンでは、早め先頭からそのまま押し切る競馬。約2年ぶりとなる勝利を挙げている。
歩様が良くなってきたことで、ここ最近は以前よりも道中でポジションを取れるようになっており、レースぶりに進展あり。馬体はまだ若々しくハリもあり、 8歳を迎えてなお進化している。近走の好成績は決してフロックなどではなく、馬が「覚醒した」と捉えるべきだろう。
持ち時計はメンバー3位タイで、高速決着は歓迎。器用さもあるので、タイトな流れになっても対応できるだろう。これまで重賞での最高着順は9着だが、本格化した今なら上位争いがあっても驚けない。古豪の激走が高配当を呼ぶ。
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