ドジャースのムーキー・ベッツ外野手が29日(日本時間30日)、米スポーツメディア『ブリーチャー・レポート』系のネット番組「On Base」に出演。自身がホスト役を務める同番組内で、同僚である大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手に関する比較について、独自の見解を述べた。
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■優劣を問う質問「公平だとは思わない」
オリオールズのガナー・ヘンダーソン内野手をゲストに迎えた今回。司会役のベッツは「ある人に尋ねられたんだ。ショウヘイが50-50(50本塁打、50盗塁)を達成し、ジャッジが本塁打記録を更新した場合、どちらの方が素晴らしいシーズンを送ったと言えるのか、とね」と切り出した。
そして「こういう質問をしたいことは理解できるが、私はそれが公平な質問だとは思わないね。なぜなら……どちらかが、相手より優れていなければならないとは思わないからだ」と続け、優劣を付ける必要はないと持論を展開。この意見にヘンダーソンも相槌を打ち、同意した。
ベッツは「私たちは2人の偉業を称え、素晴らしさを称賛すればいいと思う。もう2度と見ることができない、そういうレベルの話なんだから」と訴え、大谷とジャッジのプレーを同時期に見ることのできる幸せを強調した。
■「どちらか1人を選ぶのは不可能」
番組が公開されると、米メディアも反応。『CLUTCH POINTS』は「ベッツが披露したオオタニとジャッジに関する見解は洞察に満ちている。両リーグそれぞれのMVP候補2人が、どちらがより良いシーズンを送っているか、それを選ぶのは不可能だろう」と記し、同調した。
2022年にア・リーグ新記録となる62号本塁打をマークしているジャッジは、今季も量産態勢に入っており、キャリア2度目となる60本オーバーが期待されている。一方の大谷は史上6人目となる「40-40」を達成し、現在は前人未到の「50-50」に向けて突き進んでいる。
2人がメジャー屈指の選手であることは間違いなく、「どちらが優れているのか」という論争は絶えないが、今回ベッツによってその質問自体が一蹴された形だ。
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