オリオールズのガナー・ヘンダーソン内野手が4日(日本時間5日)、本拠地でのホワイトソックス戦に「1番遊撃」で先発出場。初回の第1打席に今季35号アーチを放ち、遊撃手のオリオールズ球団記録を更新した。
これまでの記録は、カル・リプケンJr.(1991年)とミゲル・テハダ(2004年)の34本。メジャー3年目で球団史に残るレジェンドたちを追い越した。
◆【実際の動画】弱冠23歳でこの貫禄…!ヘンダーソンがア・リーグ4位の今季35号アーチ!オリオールズの遊撃手としては球団最多記録
■メジャー3年目での偉業
ヘンダーソンは初回の第1打席、相手先発ジョナサン・キャノン投手の5球目真ん中カットボールを鋭く振り抜くと、速度108.3マイル(約174.2キロ)の低い打球が右中間へ。飛距離402フィート(約122.5メートル)の一打が、地元ファンで賑わうスタンド中段へ飛び込んだ。
MLB公式Xによると、ヘンダーソンの今季35本目のアーチはオリオールズの遊撃手としては球団史上最多記録とのこと。2632試合連続出場の“鉄人”リプケンJr.と、通算307本塁打を誇るテハダの「34本」を塗りかえる一発となった。
オリオールズの地元メディア『ボルティモア・サン』のジェイコブ・メイヤー記者は、自身のXに「リプケン、テハダを超えた。ヘンダーソンにとって信じられないシーズン」と投稿。メジャー3年目、弱冠23歳のスラッガーに惜しみない賛辞を贈った。
2019年のドラフト2巡目全体42位でオリオールズに入団したヘンダーソンは、22年にメジャー初昇格。昨季ア・リーグ新人王に輝くと、今季はここまで139試合でア・リーグ4位の35本塁打とアーチを量産。いずれは、シーズン50本塁打も狙える逸材と目されている。今後のパフォーマンスからも目が離せなくなりそうだ。
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