【MLB】大谷翔平の大飛球も餌食に……カブスの“超俊足”22歳外野手が「美技3連発」 公式が提言「彼のそばに打たないように」

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】大谷翔平の大飛球も餌食に……カブスの“超俊足”22歳外野手が「美技3連発」 公式が提言「彼のそばに打たないように」
カブスのピート・クロウ=アームストロング(C)Getty Images

10日(日本時間11日)にドジャースタジアムで行われたドジャースカブスの一戦は、6-3でカブスが勝利。2点ビハインドの8回表、鈴木誠也外野手の同点適時打を皮切りに守備の乱れにも付けこんで、カブスが鮮やかな逆転劇を見せた。

この試合、とりわけ注目を集めたのがメジャー2年目のピート・クロウ=アームストロング外野手だ。終盤追い上げるドジャース打線の大飛球を次々とスーパーキャッチし、チームを勝利へと導いた。

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■メジャートップクラスの俊足で好捕連発

現在22歳のクロウ=アームストロング(実況では愛称PCAとも)は今季、メジャートップクラスの走力を武器に中堅手のレギュラーに定着。ここまで106試合に出場し、打率.243、8本塁打、43打点、26盗塁。前半戦は打撃不振に苦しんだものの、オールスター以降は打率.284、5本塁打、OPS.792と徐々に頭角を現している。

この日は、7回2死一塁でエンリケ・ヘルナンデス外野手が放った右中間ど真ん中への大飛球をバックハンドでスライディングキャッチ。今永昇太投手の窮地を救う、信じられない好捕を見せた。さらに8回裏には、大谷翔平投手が打った同じような右中間への一打を再びナイスキャッチ。右翼手と一瞬お見合いする形になったが、見事な反応で打球を掴み取った。

極めつけは3点リードの最終回、2死三塁でマックス・マンシー内野手の打球がみたび右中間へ。フェンス際ギリギリの打球に素早く駆け込んだクロウ=アームストロングは、完璧なタイミングで飛びつき、またもやスーパーキャッチ。ファンのグラブに一瞬触れた打球をもぎ取り、今永に13勝目をもたらした。

3度にわたる超ファインプレーにMLB公式Xも反応、動画を添えて「打者へのアドバイス:ピート・クロウ=アームストロングの近くに打たないように」と投稿。勝利の立役者となった22歳の新星に惜しみない賛辞を贈った。

8月24日(同25日)には、ベース一周わずか14秒のランニングホームランも記録した「PCA」。MLB公式データページ『Baseball Savant』によると、今季のスプリントスピード「30.0フィート/秒」と一塁平均「4.10秒」は、メジャー全選手で4位。次代を担うスピードスターが見せた美技の数々に、日本のファンも度肝を抜かれたことだろう。

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