ドジャースの山本由伸投手が10日(日本時間11日)、本拠地でのカブス戦に先発登板。右肩腱板炎症から復帰し、約3カ月ぶりの公式戦マウンドとなった。4回を3安打1失点8奪三振と力投したが、チームは3-6で逆転負けを喫した。米複数メディアが山本の復帰戦を伝えている。
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■ロバーツ監督「スプリットが完璧」
復帰初戦のため、当初から60球前後という球数制限があった山本。4回59球で降板となったが、3安打1失点8奪三振という好内容で復活を印象付けた。
試合後には「思ったよりもずっと良い復帰登板だったと思います。今日は安心した気持ちの方が強い」と振り返りつつ、「戻ってきて、自分がやるべきことをやり遂げられたので、これからも1試合ずつやっていこうと思います」と話した。
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先発のマウンドに送り出したデーブ・ロバーツ監督も絶賛。「非常に印象的だった。今後の登板もこういう感じだといいね」と笑顔。「内外角に投げ分ける制球が素晴らしかったし、低めを狙った速球も良かった。変化球が要所で決まったし、特にスプリットは完璧だったね。本当に効率的な球だった。うん、本当に良かった」と評価した。
また、続出するケガ人に悩まされてきたことも踏まえ、「今夜の結果を受け、ローテーションについて言えるのは、24時間前よりもずっと良い感触を得ているということだ」と笑い、山本の復活に目途が立ったことを喜んだ。
■マンシー「見ていて楽しかった」
バッテリーを組んだオースティン・バーンズ捕手も「速球、カーブ、スプリット、すべてが良かった。かなり驚きました。これまで(負傷する前)以上に良い状態でした」と称賛。さらにマンシーも「ヤマモトが戻ってきてくれてよかった。彼がいなくて寂しかったんだ。今日の投球は本当に鋭かった。スピードはあったし、制球力もあったので見ていて楽しかった。彼の復帰は終盤戦に向け、我々にとって非常に大きな意味を持つだろう」とした。
ファンも同僚も待ち望んだ復活のマウンドで、見事に結果を出した山本。次回登板は中5日で16日(日本時間17日)の敵地ブレーブス戦となりそうだ。
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