ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地ドジャースタジアムでのカブス戦に「1番DH」で先発出場する。前日の同戦では今永昇太投手と対決が注目を集めたほか、同僚の山本由伸投手と鈴木誠也外野手の再戦など日本人対決が関心を集めた。
MLB公式サイトのサラ・ウェクスラー記者は11日(同12日)に記事を投稿。歴史的な日本人対決を振り返った。
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■カブスの指揮官も「世界的な試合」と絶賛
日本選手4人が先発出場したのは、2007年に井川慶氏、松井秀喜氏、イチロー氏、城島健司がスタメンに名を連ねたヤンキース対マリナーズ戦以来17年ぶり2度目のこと。試合前には、大谷、山本、今永が挨拶を交わし笑顔で交流する様子も話題となった。
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ウェクスラー記者は「日本の野球界への貢献を見せつけられた興奮は、個人の勝負よりも大きかった」と試合を振り返り、カブスのクレイグ・カウンセル監督の言葉を引用。「世界的な試合になることは誰にとっても良いことだ」とし、「そして、ショウタやヤマモトのような選手がそれを助けているのは確かだと思う」と好投した今永と山本への賛辞の言葉を紹介した。
今永はこの試合で7回7安打4奪三振3失点とクオリティスタートを達成。3本のソロアーチを献上し、大谷に対しても「あと1フィート(約30センチ)」で47号という当たりはあったものの、3打数無安打に抑え今季13勝目を手にした。
今永は試合後クラブハウスで「代表チームにいた頃、ダルビッシュ有選手から素晴らしい言葉をもらった」と通訳を通じて語り、「彼は『素晴らしい相手と対戦すると、自分のリミッターが外れて、限界を超えてしまう。その先にもう一歩先があるように感じる』と言っていた。そして今日、山本、大谷、ドジャースのあの素晴らしい打者全員と対戦して、まさにその通りのことが起こったような気がする。自分の限界を見失い、限界を超えてしまったような気がする」とコメントしたという。
復帰戦の山本は、わずか4イニングの投球だったが、強敵相手に4安打8奪三振1失点をマークし監督や同僚らを驚かせた。
鈴木は先発・山本から2三振を喫したものの、第3打席以降は3打席連続安打を放つなど5打数3安打1打点1得点と大活躍。2点を追う8回、無死一、二塁の好機で迎えた第4打席では適時打を放ち、外野手の悪送球もあって同点に追いつくと、その後内野手の失策で勝ち越しのホームを踏んだ。鈴木は「どのチームもミスをします」とし、「ミスをすると、勢いが変わる。今日僕たちはミスをせず良いプレーを続けた。そして、相手がミスをした時、僕たちはその勢いに乗って前進し続けた。それが鍵だったと思う」と勝因について語ったという。
注目された日本選手対決は好ゲームに終わった。今後もメジャーでの日本選手の活躍から目が離せない。
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