【MLB】“16戦ノーアーチ”ジャッジのMVP優勢は変わらずも……ウィットJr.は「候補に相応しい」 米敏腕記者が主張「レースはまだ終わっていない」

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】“16戦ノーアーチ”ジャッジのMVP優勢は変わらずも……ウィットJr.は「候補に相応しい」 米敏腕記者が主張「レースはまだ終わっていない」
ロイヤルズのボビー・ウィットJr.(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ(右)(C)Getty Images

米メディア『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者は12日(日本時間13日)、今季のア・リーグMVPに関する記事を投稿。最有力候補のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)と対抗馬のボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)についての見解を述べた。

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■ジャッジ突然の不振で「MVP論争」再燃か

ヘイマン記者は同日、「ジャッジの支配的な活躍にも関わらず、ウィットJr.は依然としてMVP候補に相応しい」と題した記事を公開。ジャッジが再びMVPを獲得する可能性は非常に高いとしながらも、レースはまだ終わっていないことを改めて主張した。

記事では、ここまで両者が積み上げた勝利貢献度「WAR(Wins Above Replacement)」に着目。米データサイト『Baseball Reference』が独自に算出した同指標では、ジャッジが「9.5」でウィットJr.が「9.1」とわずかにジャッジがリード。一方で『ファングラフス』は、両者とも「9.6」と完全に並んでいる状況。MVP投票に大きな影響を及ぼすとされる指標を比較し、ウィットJr.がジャッジに匹敵するシーズンを送っていると訴えた。

ジャッジは同日、本拠地でのレッドソックス戦に出場するも、4打数1安打で本塁打なし。自己ワーストとなる16試合連続ノーアーチで試合を終えた。現在56本ペースで両リーグ本塁打部門トップを独走しているが、まさかの不振に陥っている。この状況が続くようだと、周囲の「MVP論争」がにわかに熱を帯びてきそうだ。

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