ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は15日(日本時間16日)、本拠地でのレッドソックス戦に「3番中堅」で先発出場。3回の第2打席に今季53号となる2ランを放った。
ジャッジはこの一発でキャリアハイとなる132打点に到達。5-2での快勝に貢献した活躍をチームの同僚も絶賛した。
◆【実際の映像】これぞまさしく「打った瞬間に確信」の一発! 打球速度180キロ、飛距離136メートルを記録したジャッジの今季53号本塁打シーン
■特大アーチでシーズン57本ペース
往年の名外野手にちなんだ「ロベルト・クレメンテ・デー」となった試合で、クレメンテの背番号「21」をつけてプレーしたジャッジが特大本塁打で本拠地のファンを熱狂させた。
2点リードして迎えた第2打席。相手先発クロフォードが投じた速球を強振すると、打球はバックスクリーンに一直線。打球角度29度、打球速度112.1マイル(約180キロ)、飛距離445フィート(約136メートル)という豪快アーチとなった。13日(同14日)に17試合ぶりの52号を放ってから、これで直近3戦2本塁打と再び量産体制突入を予感させる一振りとなった。
MLB公式サイトによるとジャッジはこの本塁打について、「大きな一打になった。レッドソックス戦は重要な試合だし、重要な場面だった」と振り返った。宿敵との一戦でジャッジはキャリアハイとなる132打点まで成績を伸ばし、本塁打との2冠を維持。シーズン57本ペースの活躍にはアーロン・ブーン監督も「素晴らしい活躍が今シーズンは続いている」と最敬礼している。
またヤンキース同僚も手放しで絶賛。先発として登板し15勝目をマークしたカルロス・ロドン投手は「あれはまさしくボムだった。彼にとってはいたって普通のことだが、誰もがセンターのあそこまで打球を飛ばせるわけではない」と感嘆。また、中継ぎのトミー・ケインリー投手も「彼は特別。毎日、彼のプレーを見るのは本当に楽しい」とコメントしている。
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