【MLB】ジャッジにかかる逆転首位打者と快挙達成「三冠王の可能性はまだ残る」 2年ぶりMVP獲得は濃厚、カブレラ以来12年ぶり偉業へ挑戦

MLBの残りシーズンもわずかに迫り、各地区で優勝、プレーオフ進出に向けての争いや、個人タイトルの行方も注目を集めている。そんななか、MLB公式が今季のベストチームを予想しており、ヤンキースで猛打を見せてきた主砲がノミネートされている。

■大谷もDH部門で堂々ノミネート

MLB公式に掲載されたのが「シーズン終了が近づくなか、オールMLBチームを予想する」と題された記事。大リーグ機構が2019年に創設した賞であり、両リーグで活躍した選手がファンやメディアによる投票で決められる。

大谷翔平投手（ドジャース）もナ・リーグDH部門に選出されたこの予想でア・リーグ外野手部門の1stチームに入ったのがヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手。チームメイトのフアン・ソト外野手とともにノミネートされている。

寸評ではジャッジの今季の活躍に触れながら、「ジャッジはここ3年で2度目のMVP受賞を獲得するかもしれない。またしても素晴らしいシーズンに向けて突き進んでいる」と62本塁打のア・リーグ記録を樹立してMVPに輝いた2022年シーズンの再現に期待を寄せる。

さらに、ここまで53本塁打、132打点でメジャートップを独走し、打率でも.321と首位のロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手の.332に次ぐ2位につける個人スタッツにも言及。「三冠王の可能性はまだ残されている」と逆転での打撃三部門制覇についてもコメントされている。

ヤンキースが残り12試合となったなか、ジャッジには2012年のミゲル・カブレラ氏（タイガース）以来12年ぶりの偉業達成に注目が集まる。3度の月間MVPに輝くなど猛打を見せてきたヤンキースの主砲は、どのようなシーズンの終わりを迎えるのか。