ブレーブスのマルセル・オズナ外野手は、17日(日本時間18日)、敵地で行われたレッズ戦に「3番DH」で先発出場。4打数2安打1四球で打率を.303とした。
打率はキープしたオズナだが、本塁打は生まれず。ドジャースの大谷翔平投手がこの日48号を放っており、残り11試合の段階で両者の差は11本に広がっている。
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■9月は本塁打、打点ともにゼロ
オズナは8月20日(同8月21日)のフィリーズ戦で37号を放って以来本塁打なしの状態が続くスランプに。さらに、打点も8月27日(同8月28日)のツインズ戦で2打点を放って以来18試合なしが続いており、レッズ戦でその数字は19まで伸びた。
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一時期は互いに三冠王も狙える立場にいた大谷との差は広がっており、マーリンズ戦で大谷が48号2ランを放ったことにより、両者の差は11本に広がることになった。
オズナはこれで26試合ホームランなしという終盤にきての急失速で、残り11試合で大谷との11本差を逆転するのは厳しい状況。ブレーブスについて寄稿するマット・クリートブルク氏は自身のXで、「ブレーブスの攻撃陣には多くの非難の声が挙がっているが、マルセル・オズナのスランプは最悪のタイミングで起きた」とつづり、「彼はまだ出塁こそしているが、パワーを失ってしまった」と嘆いている。
打率ではルイス・アラエス内野手(パドレス)が.320を超える打率で首位に立ち、本塁打、打点では大谷、ウィリー・アダメス内野手(ブルワーズ)といった選手に差をつけられたオズナ。三冠を狙う立場から、まさかの無冠で今季を終える可能性が出てきた。
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