今季歴史的な大敗が話題となっている、ア・リーグ中地区最下位のホワイトソックス。18日(日本時間19日)のエンゼルスとの試合にもサヨナラで敗れ、今季153試合で117敗目を喫した。
レギュラーシーズンは残り9試合。1960年にメッツが記録した最多敗戦「120敗」を回避するには、7勝2敗で乗り切らなければならず、ワースト記録更新は濃厚。球団公式Xは試合結果の得点すら記載せず、投げやりな投稿でこの日の敗戦を締めくくった。
◆10敗投手が4人、チーム首位打者は打率.247… 120敗目前のホワイトソックスが直面する「絶対に負けられない戦い」
■投打ともに全球団ワーストクラス
FINAL: the other team scored more runs than us
— Chicago White Sox (@whitesox) September 18, 2024
MLB公式によると、今季のホワイトソックスは18日(同19日)終了時点で、メジャーワースト2位のチーム打率.222と打線が振るわず。124本塁打、452打点、出塁率.279、OPS.619は全球団で断トツの最下位に落ち込んでいる。打点はトップのダイヤモンドバックスの796より「344打点」も少なく、これで勝てというのが土台無理な話だろう。
加えて、チーム防御率4.78は、打者天国で知られる「クアーズフィールド」を本拠地に持つロッキーズに次いでワースト2位。1イニングあたりの投球数17.56球は全球団でもっとも多く、四球数603と被打率.284もワースト。ポジティブな要素が一切見出せない。
今季の得失点差は「-313」で、打てず守れずの崩壊状態。7月10日(同11日)からはメジャー史上ワースト2位タイの「21連敗」を喫し、8月7日(同8日)に、ペドロ・グリフォル監督を解任。その後も好転する気配はついぞ訪れなかった。
ホワイトソックスは、この日のエンゼルス戦にも敗れたが、球団公式Xは得点を記載した試合結果は投稿せず。「試合終了:相手が我々より多く得点しました」と、自虐タップリに一言だけ書き残した。この投稿は1万件以上拡散され、ファンの絶望的なコメントが数多く寄せられている。“歴史上最弱球団”への転落は避けられそうもない。
◆10敗投手が4人、チーム首位打者は打率.247… 120敗目前のホワイトソックスが直面する「絶対に負けられない戦い」
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