ドジャースの大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、敵地ローンデポ・パークでのマーリンズ戦に「1番DH」で先発出場。7回の第5打席で50号2ランを放ち、節目のメジャー史上初「50-50（50本塁打・50盗塁）」を達成した。
この歴史的一発のホームランボールについて、米メディア『NBCニュース』は50万ドル（約7110万円）以上で取引される可能性があるとの専門家の見解を報じた。
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■「まさに驚くべき歴史の一品」
大谷はこの日、自身初となる3打席連続本塁打を放つなど、6打数6安打10打点2盗塁の大活躍で、前人未到の「50-50」の偉業を達成した。今季の打撃成績は、打率.294、51本塁打、120打点、51盗塁でOPS1.005となった。
米カリフォルニア州のオークション会社SCPオークションズのディロン・コーラー氏は、大谷50号記念球について「まさに驚くべき歴史の一品です」と述べ、「30万ドル（約4270万円）以上、もし50万ドル以上になっても驚きません」とその価値を見積もった。
ボールを手に入れた幸運なファンが誰なのかはまだ公表されておらず、売却の意思も発表されていないというが、同氏は「鉄は熱いうちに打て、と言いたい」と助言。「このボールをコレクションに加えたい、手に入れたいと願うコレクターやファンは世の中にたくさんいると思う。今こそ、できるだけ早く市場に出すときだ」と語った。
コーラー氏は「このボールの可能性は無限大だ」と「50-50」達成記念球の価値を強調。「歴史に残る素晴らしい逸品だ。この先どうなるか見ものだ。幸運なファンの一人がここで新たな黄金のチケットを手にすることを期待している」とオークションへの出品を呼びかけた。
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