ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地でのロッキーズ戦に「1番DH」で先発出場する。前日の試合では、3打席連続アーチ含む、6打数6安打10打点2盗塁の驚異的な活躍でチームをけん引。メジャー史上初となる「50本塁打、50盗塁」を達成した。
記録づくめの一日に盛り上がりを見せた中で、同地区ライバルの指揮官も大谷の偉業達成に祝福メッセージを寄せている。
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■「幸運によるものではない」
ナ・リーグ西地区でダイヤモンドバックスを率いるトーリ・ロブロ監督は同日、公式の番組『MLBネットワークラジオ』にゲスト出演。大谷の「50-50」達成について問われると、「まず最初に……この信じられないほど素晴らしい選手に心からの祝福を。私は隣の席には座れないが、本当に光栄なことにフィールドの向かい側の非常に近い席で彼を見られる。ドジャースの選手を称賛するなんて、ライバル球団に対して本来こんなことはしない。でも、これはメジャーリーグの歴史上誰も成し遂げていない驚くべき偉業だから。今季の序盤から、彼がこのような記録を作るのはわかっていたよ」と語り、惜しみない賛辞を贈った。
ロブロ監督は、「際立っているのはもちろんパワーだね。彼には信じられないようなパワーがある。いずれ60本塁打、もしかしたら70本塁打だって打てる可能性は十分にある。そして、今季51盗塁を決めて、4回しか失敗していない。そこにどれほどの努力が必要か知っている。幸運によるものではないんだ」と、大谷の打撃に加えて走塁面も高く評価。
現役時代に東京ヤクルトスワローズでプレーした経験を生かし、バントや盗塁などを積極的に採用。メジャーと日本のスタイルを融合させてチームを強豪に押し上げた名将は、大谷が積み上げてきた努力の偉大さにも心を奪われている様子だった。
ナ・リーグ西地区3位のダイヤモンドバックスは現在、ワイルドカード圏内2位をキープ。昨季のポストシーズンではドジャースを3連勝でくだし、ワールドシリーズまで駆け上がった。再び激突すれば、世界最高の打者に真剣勝負を挑まなければならない。
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