ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に「1番DH」で先発出場。9回裏に2試合ぶりの53号ソロを放つなど、5打数4安打1打点2盗塁と大暴れした。ドジャースは9回裏の大谷とムーキー・ベッツ内野手の本塁打で6ー5と、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
大谷はこの試合で打率.301まで上昇。トリプルスリーと、2001年以来となる400塁打達成も視野に入ってきた。
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■残り6試合での活躍に期待
前日の試合では3打数1安打2四死球1三振だった大谷。ロッキーズとの最終戦でも53号含む4安打の大活躍で本拠地を熱狂させた。
大谷は1回の第1打席で6試合連続安打となる左前打を放つと、3回の第3打席では右前打、7回の第4打席では右前打を放ち猛打賞をマーク。打率は3割に復帰した。
そして1点を追う9回裏、4ー5で迎えた第5打席。先頭打者・大谷は相手6番手セス・ハルボーセン投手の4球目スプリットを捉えると、打球は右中間スタンドへ。打球速度114.7マイル(約184.6キロ)、20度、飛距離432フィート(約131.7メートル)の豪快な一発で、試合を振り出しに戻した。大谷はこの日2盗塁を決め、メジャー史上初の記録を「53-55」に塗り替えた。
大谷は今季打率.301、53本塁打、123打点、55盗塁、OPS1.023を記録。最多アーチ数を競うヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とは2本差とした。
また、53号アーチで長打数94、391塁打とした大谷。長打数の大台100と、2001年以来となる400塁打達成も現実味を帯びてきた。大谷は残り6試合でどこまで記録を伸ばすことができるのか。トリプルスリー(打率3割・30本塁打・30盗塁)の達成にも期待がかかっている。
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