ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は24日(日本時間25日)、本拠地で行われたオリオールズ戦に「3番中堅」で先発出場。4回の第2打席に左中間への56号ソロを放った。
9月は本塁打が出ない時期も経験したヤンキースの主砲だが、3試合連続弾でメジャー単独首位を走っている。
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■8月末以降の不振から脱出
ジャッジは8月終盤から9月中盤にかけて16試合本塁打なしもあったなか、9月終盤に再びギアを上げた。
無死走者なしで迎えた4回の第2打席、相手先発ディーン・クレーメル投手の6球目スプリットを振りぬくと、打球角度33度の当たりが左中間スタンドへ一直線。打球速度110.4マイル(約177.7キロ)、飛距離407フィート(約124.1メートル)の一打となった。
3試合連続の56号を放ったジャッジに対して、MLB公式は「ジャッジがベースを回ると、『MVP!』のチャントが聞こえ、このスターはア・リーグの多くの攻撃部門でトップに立つシーズンの仕上げを行っている」と称えた。
これでジャッジは、ナ・リーグの本塁打王争いで首位を走るドジャースの大谷翔平投手に3本差をつけた。パドレス戦に「1番DH」で先発している大谷に現時点でホームランは生まれていないが、両リーグのスターによる“全米首位”をかけた争いにも注目が集まる。
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