卓球の「チャイナスマッシュ2024」は29日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング7位の張本美和(木下グループ)は同71位の何卓佳(中国)と対戦。0ー3のストレートで敗れ、2回戦進出を逃した。
◆【実際の映像】張本美和、中国の異質ラバーに大苦戦!序盤に繰り広げた何卓佳相手の攻防
■異質ラバーの相手を崩せず
張本美は「WTTチャンピオンズマカオ2024」では、世界ランクで上回る陳幸同(中国)を下すなど躍進を見せてベスト4入り。今大会も期待を集めての初戦となった。
第1ゲーム序盤は何卓佳がポイントを重ね、ミスの少ない的確な返球の前に張本美は1-7のビハインド。しかし、張本美は徐々に相手の返球に対応し7-8と一気に差を詰める。強烈なバックのストレートで9-9と追いついた張本美だったが、最後は粘りにあい9-11で第1ゲームを奪われる。
第2ゲームも何卓佳が気持ちの入ったプレーで4連続ポイント。張本美は相手の異質ラバーによる攻撃に戸惑いを見せるシーンも見られ、1-9でリードを広げられる。そのまま流れを戻すことができずに2-11で連取されて王手をかけられる。
後のなくなった張本美は、第3ゲームで0-3となりタイムアウト。YGサービスを使うなど局面打開を試みるが流れは変わらず0-8と厳しい状況に。追い詰められたままマッチポイントを握られた張本美は2-11でこのゲームも奪われ、ストレートで完敗。まさかの初戦敗退を喫することになった。
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