卓球の「チャイナスマッシュ2024」は29日、女子シングルスの1回戦が行われる。世界ランキング12位の平野美宇（木下グループ）は同23位のスリージャ・アクラ（インド）と対戦する。
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■パリ五輪選考レースでは平野が勝利
平野は「WTTチャンピオンズマカオ」では、1回戦で世界6位の陳幸同（中国）相手にストレート負けで初戦敗退。今後は世界ランキング10位入りや来年の世界卓球個人戦出場をかけた10月のアジア選手権を目標に掲げるなど、目の前の試合をこなしていくなかで迎える中国での戦いとなる。
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アクラは2月の世界卓球団体戦に出場し、当時世界ランキング2位の王芸迪（中国）をストレートで下すなど侮れない相手。異質ラバーの使い手である25歳相手に、平野がどのような戦いを見せるのかはポイントとなってくる。
なお、今大会の平野は2勝してラウンド16まで勝ち進めば、同学年である伊藤美誠（スターツ）と対戦の可能性がある。現段階で世界ランクは平野の12位に対して伊藤が9位でリードしているが、五輪をかけた選考レースではデッドヒートを繰り広げた末に平野が勝利してパリ大会に出場した。ライバルとして長きにわたりしのぎを削ってきた両者が勝ち上がった際は、興味深いカードが実現することになる。
一方の伊藤も1回戦では世界28位のマニカ・バトラとの戦いで、平野と同じくインド選手の対戦を迎える。難敵相手に平野と伊藤、ともに確実に勝利をつかみ好スタートを切りたいところ。はたして、中国の地で“黄金世代対決”は実現するのか。
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