平野美宇、19歳との“日韓対決”で2-0リードから逆転負け 金娜英との激闘に敗れベスト16進出逃す【チャイナスマッシュ2024】

 

Y.Imoto/SPREAD編集部

平野美宇、19歳との“日韓対決”で2-0リードから逆転負け 金娜英との激闘に敗れベスト16進出逃す【チャイナスマッシュ2024】
平野美宇(C)WTT

卓球の「チャイナスマッシュ2024」は10月1日、女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング12位の平野美宇(木下グループ)は同39位の金娜英(韓国)と対戦。ゲームカウント2ー3で敗れ、ベスト16進出を逃した。

◆【実際の映像】平野美宇相手に見せた金娜英の驚異の粘り フルゲームの激闘を制したラリーの応酬と試合終了時の様子

■3連続デュースで一進一退の攻防

平野はスリージャ・アクラ(インド)との1回戦では序盤から主導権を握る形でストレート勝ちを収め完勝。順当に勝ち進んだなかで日韓対決を迎えた。

第1ゲームの立ち上がりは平野が緩急をつけたバックハンド中心の組み立てで強さを発揮する。金娜英もバックを軸した攻めで差を詰めるなか、平野は8-6から強気のバックストレートを沈める。その後9-9に追いつかれ、デュースにもつれ込む展開となったが、平野が12-10で取り切りゲームを奪った。

第2ゲームは金娜英が攻勢に出て平野相手にリードする展開。平野は4点のビハインドから3連続ポイントを奪い、6-7で相手のタイムアウトを引き出す。平野はフォアハンドでも強さを見せ9-9に追いつき、再びデュースとなったなか、最後は粘り勝ち、15-13で奪い王手をかける。

第3ゲームはあとのなくなった金娜英が前に出るスタートとなるが、平野が的確な対応を見せて、バックを軸にポイントを重ねていく。相手のミドルをつく攻撃の前に1点差まで追いつかれた平野が7-6の状況でタイムアウトを取る。その後も勢いを止められず逆転を許した平野だが、9-9に追いついたあと、三度デュースに持ち込む。しかし、11-13で落とし、初めてゲームを奪われる。

第4ゲームは互角の立ち上がりのなか、金娜英が平野のボールに適応した姿が見られる。自らのミスもありポイントを重ねられた平野だが、粘りを見せて8-8に追いつく。しかし、金娜英の勢いを止められず9-11で落とし、フルゲームに突入する。

第5ゲームは平野が3連続ポイントで始まったなか、粘りあいとなり接戦が続く。平野のバックにも下がりながらのレシーブで対応する金娜英の前にミスを引き出され、試合は逆転。先にマッチポイントを握られたなか、7-11で奪われ、2-0のリードから逆転負けを喫した。

◆【実際の映像】平野美宇相手に見せた金娜英の驚異の粘り フルゲームの激闘を制したラリーの応酬と試合終了時の様子

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◆【実際の映像】平野美宇、韓国19歳相手に見せた鋭いバックハンド 試合開始直後に披露した相手を揺さぶる攻め

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