【MLB】大谷翔平が過ごした自己最高の9月 前人未踏の「50-50」にイチロー超え、三冠王ならずも放った特大のインパクト

 

Y.Imoto/SPREAD編集部

【MLB】大谷翔平が過ごした自己最高の9月 前人未踏の「50-50」にイチロー超え、三冠王ならずも放った特大のインパクト
ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

メジャーリーグは9月30日(日本時間10月1日)、レギュラシーズン全日程を終了した。ドジャース大谷翔平投手は54本塁打、130打点を記録してナ・リーグの二冠王に輝いた。

打者専念となったシーズンで大きな故障もなく159試合に出場を果たした大谷は、9月に驚異的な成績を収めて史上最高とも呼べるシーズンを完結させた。

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■月間打率.393を記録

大谷は8月23日(同8月24日)のレイズ戦で史上最速でメジャー6人目の「40-40」を達成。9月はその数字をどこまで伸ばしていくかが期待された。

そんななか、月間10本塁打に16盗塁と9月に入ってもペースを落とすことなく数字を重ね、最終的には「54-59」まで到達。本塁打はエンゼルス時代の2021年に記録した46本を大幅に更新して最多記録、盗塁では01年にイチローが記録していた56個を上回り、05年の松井秀喜超え(116打点)を果たしていた130打点と合わせて、日本選手最多を次々と塗り替えた。

また、終盤にかけて大谷に期待されたのが2012年のミゲル・カブレラ以来となる三冠王。大谷は8月終了時点で.293と首位打者は厳しい位置にいると見られていたが、月間打率.393を記録するなど驚異的なペースで打率を上げて、最終的にはパドレスのルイス・アラエス内野手に4厘差の.310まで急上昇させた。2年連続となる3割超えを達成し、日本選手では初のトリプルスリーを成し遂げるなど、日本人野手として新たな領域に踏み入れた。

野手専念となったシーズンで驚異的な数字を残した大谷。移籍1年目で特大のインパクトを残した30歳のスーパースターは自身初出場となるプレーオフでの躍動と、ドジャースの世界一に向けた戦いにも期待が高まる。

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