【MLB】「通算打率.211」ジャッジが迎える7度目のポストシーズン 米敏腕記者が期待「スランプに終止符を打てるか」

 

H.Ariga/SPREAD編集部

ヤンキースのアーロン・ジャッジ
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(C)Getty Images

今季ア・リーグ東地区を制したヤンキースは1日(日本時間2日)、週末5日(同6日)から始まる地区シリーズに備えて本拠地ヤンキースタジアムで全体練習を行った。主砲のアーロン・ジャッジ外野手とフアン・ソト外野手ら主力陣はリラックスした表情で身体を動かし、世界一奪還へ向けて順調な調整ぶりを見せた。

ジャッジはキャリア7度目のポストシーズンを迎えるが、ここまでは本来の実力を発揮できておらず、不名誉なレッテルを払しょくできるか大きな注目が寄せられている。

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■15年ぶりの世界一奪還なるか

メジャー9年目のジャッジは今季158試合に出場し、打率.322、58本塁打、144打点、OPS1.159と圧巻の好成績。現役最強打者に相応しい異次元のパフォーマンスを見せたが、10月のポストシーズンに関しては疑問符が投げかけられることも少なくない。

2017年に52本塁打を放ってア・リーグ新人王を獲得したジャッジは、ポストシーズンで48打数27三振と大ブレーキ。4本塁打こそ記録したものの、打率.188と結果を残せずリーグ優勝決定戦で敗退した。翌18年は5試合で19打数8安打と奮起したが、過去6回のポストシーズンで44試合に出場し、打率.211、13本塁打、25打点、OPS.772と平凡な数字に終わっている。

米メディア『The Athletic』の敏腕記者ケン・ローゼンタール氏は、1日(同2日)に公開した自身の記事で、ジャッジの成績を取り上げ「ポストシーズンでのスランプに終止符を打てるか」と記し、7回目となる大舞台での活躍に期待を寄せた。

ア・リーグ東地区を制したヤンキースは、ワイルドカード枠から勝ち上がった中地区ロイヤルズと5日(同6日)から地区シリーズを戦う。15年ぶりの世界一奪還には、ジャッジの猛打爆発が欠かせない。

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