【凱旋門賞/馬連11点勝負】本命は枠+馬場+データ味方の牝馬 シンエンペラーは「1.0.1.23」が鬼門に

凱旋門賞2024の枠順
凱旋門賞2024の枠順

■勝つのは今年も古馬か……人気の盲点を狙い撃つ

3歳勢が人気の中心となりそうな今年の凱旋門賞。しかし、ロンシャン開催となってからは、6回中5回古馬が制しており、馬券の中心は古馬勢からピックアップしたい。そんな中、4歳牝馬でレーティング1位のブルーストッキングを本命に据える。

3歳時は愛オークス2着、ヨークシャーオークス4着など勝ち切れないレースが続いたが、4歳となった今季初戦で重賞初制覇を果たすと、プリティポリーSでGI初制覇。牡馬と相まみえたキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは2着に好走、英インターナショナルSでは4着に敗れたが、前哨戦のヴェルメイユ賞を快勝し、勢いよく本番に臨める。

過去10年で牝馬は5勝と牡馬に対して互角。4勝中3勝がやや重以上の馬場で挙げており、道悪への適性も高い。内枠有利の3番ゲートに入ったのも好材料。追加登録料を支払っての参戦に陣営の意気込みが感じられ、3歳勢の壁となって立ちはだかる。

昨年、当コラムで本命に推したファンタスティックムーンも再度狙いたい1頭。昨年はニエル賞を経て本番に臨み、人気を集めるも11着に敗れた。今年は前走のバーデン大賞で、GI3勝のドバイオナーらを下すなど引き続き好調。2021年トルカータータッソと同様のローテでリベンジを狙う。

馬券は人気薄が予想される上記2頭を軸に、馬連フォーメーションで長打狙い。オッズと相談しながら配分を決めて、好配当にありつきたい。

凱旋門賞2024 結論・買い目

◎(7)ブルーストッキング
◯(3)ファンタスティックムーン
▲(8)マルキーズドゥセヴィニエ
△(13)ソジー
△(10)シンエンペラー
△(14)ロスアンゼルス
△(9)ルックドゥヴェガ

馬連フォーメーション(11点)
1頭目:7、3
2頭目:7、3、8、13、10、14、9

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著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。