今季ナ・リーグ西地区制覇を果たしたドジャースは3日（日本時間4日）、週末5日（同6日）からの地区シリーズ初戦の先発に山本由伸投手を指名した。当初は第2戦のマウンドに上がる予定とされていたが、急きょ変更。パドレスの第2戦先発ダルビッシュ有投手の投げ合いは実現しない見込みだ。
◆初のプレーオフに臨む大谷翔平 投球練習を見たライバル球団は「投手復帰」に警戒感 「リハビリ中の投手が投げるボールではない」
■ダルビッシュ有との投げ合いは実現せず
米メディア『ドジャース・ビート』のジャック・ハリス記者のXによると、ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が「ローテーションのフラハティとヤマモトを入れ替える。ヤマモトが第5戦にも出場できるよう、1日余分に休養を取れるようにするため」と話したとのこと。5回戦制の地区シリーズで第2戦に先発してしまうと、中4日での経験がない山本は第5戦に登板できない可能性が高くなる。ジャック・フラハティ投手と入れ替えることで、起用法に幅を持たせるのが狙いだ。
これにより、当初予定されていた第2戦の相手先発ダルビッシュとの投げ合いは幻に。日本のファンにはやや残念な変更ではあるが、第5戦までもつれた場合は山本の投球をもう一度見る楽しみができたとも言えるだろう。
また、レギュラーシーズン最終戦で右足首を痛めていたフレディ・フリーマン内野手は同日、チーム内での実戦形式の練習に参加すると報じられており、地区シリーズ初戦からラインナップに名を連ねそうだ。
ドジャースは今季3年連続の西地区制覇を果たしたものの、パドレスとの直接対決には5勝8敗と負け越している。ワイルドカードシリーズを連勝して波に乗るパドレスを退けることができるか。
◆「幸運を祈る」大谷翔平の“攻略法”を現役選手らが匿名で明かす 公式サイトが特集「対峙しないのが理想だが……」
◆「40-40」達成選手のポストシーズン成績を振り返る 注目の大谷翔平が狙うは4本塁打の“先駆者”カンセコ越え
◆ド軍が3年連続地区シリーズ敗退阻止へ「新たな攻撃の対策を練る」 活躍期待の主砲テオスカーは覚悟「プレーを楽しむつもりはない」
