メジャーリーグは5日（日本時間6日）から地区シリーズが幕を開ける。世界一をかけた戦いがさらに熾烈を極めることになる。
そんななか、ナ・リーグ東地区を制し、ワールドシリーズ制覇にも期待が高まるのがフィリーズ。千賀滉大投手の先発でも注目を集めるメッツとの戦いを前に、MLB公式サイトがチームの状況を伝えている。
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■先発抜擢の千賀滉大と投げ合い
フィリーズはカイル・シュワーバー外野手やトレイ・ターナー内野手、ブライス・ハーパー内野手など強力な上位打線がチームをけん引。投手も2桁勝利が4人を連ねるなど攻守に安定したメンバーが揃っており、有力チームの一つに数えられる。
そんなフィリーズに対してMLB公式サイトも「メッツの勢いが急停止しそうだ」とブルワーズ相手に劇的な勝利で勝ち上がったメッツの苦戦を予想。キーマンとして、今季エースとして16勝7敗、防御率2.57、224奪三振と圧巻の成績を収めたザック・ウィーラー投手を挙げている。
かつてはメッツでもプレーした34歳のベテラン右腕に対して、「ここ1カ月ほどは野球界最高の投手のひとりで、直近の11試合で6勝2敗、防御率1.89を記録している」と好調を維持する点を評価。また、プレーオフでの投球についても、「プレーオフ通算防御率2.42を誇るポストシリーズ投手でもある」とデータを紹介し、大舞台での勝負強さに太鼓判を押している。
メッツは今季わずか1試合の登板に終わった千賀がサプライズで第1戦の先発を務めるが、「メッツは今宙に浮いているような状態。もし彼らを地に落とせるような存在がいるとしたら、それはウィーラーだ」とフィリーズの絶対的エースが立ちはだかると見ている。
地区シリーズを勝ち上がれば、大谷翔平投手やダルビッシュ有投手が所属するドジャースやパドレスといったチームとの対戦が待ち受けるなか、フィリーズの命運を握るエース右腕がプレーオフの舞台で躍動できるのか。
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