【天皇賞秋2024特集】出走予定・枠順、予想オッズetc. 「ドウデュース vs. リバティアイランド、最強馬決定戦」お役立ち馬券攻略ガイド

ドウデュース/2023年有馬記念(C)Toshihiko Yanagi
ドウデュース/2023年有馬記念(C)Toshihiko Yanagi

第170回天皇賞・秋(27日/GI、東京芝2000m)には有馬記念優勝のドウデュースや三冠牝馬リバティアイランド、昨年2着のジャスティンパレスらが出走予定。

ここでは「天皇賞・秋2024」の出走予定馬、過去10年データ、過去傾向、枠順、追い切り、血統、穴馬など、予想に役立つ「馬券攻略ガイド」を随時更新する。

 

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天皇賞秋2024の枠順

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■「天皇賞・秋2024」出走予定馬・予想オッズ

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枠番馬番馬名性齢斤量騎手予想オッズ予想人気厩舎
11ベラジオオペラ牡458.0横山和生16.26栗東・上村洋行
22マテンロウスカイセ558.0横山典弘98.512栗東・松永幹夫
23ステラヴェローチェ牡658.0佐々木大輔109.113栗東・須貝尚介
34タスティエーラ牡458.0松山弘平44.28美浦・堀宣行
35ノースブリッジ牡658.0岩田康誠55.69美浦・奥村武
46ソールオリエンス牡458.0横山武史15.04美浦・手塚貴久
47ドウデュース牡558.0武豊3.32栗東・友道康夫
58キングズパレス牡558.0A.シュタルケ67.511美浦・戸田博文
59ホウオウビスケッツ牡458.0岩田望来58.610美浦・奥村武
610ダノンベルーガ牡558.0C.デムーロ19.07美浦・堀宣行
611ジャスティンバレス牡558.0坂井瑠星16.14栗東・杉山晴紀
712リバティアイランド牝456.0川田将雅2.51栗東・中内田充正
713シルトホルン牡458.0大野拓弥224.114美浦・新開幸一
814レーベンスティール牡458.0C.ルメール4.53美浦・田中博康
815ニシノレヴナントセ458.0田辺裕信292.715美浦・上原博之

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※オッズは、前日最終オッズを掲載しています。
※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。
◆【天皇賞秋2024予想/オッズ傾向】単勝3.9倍以下が「9.1.2.2」で圧倒 過去2回“3強ムード”の年は1人気勝ち切れず

■「天皇賞・秋2024」追い切り

追い切り評価:レーベンスティール

【最終追い切り】レース当週もルメール騎手が騎乗しウッドで併せ馬を行った。オープン馬ベジャールを追走。序盤から速いラップを刻む意欲的な調整だったが、スイスイと進んで気迫十分に相手に詰め寄る。コーナーでは若干だけ力みを見せたものの、鞍上がすぐさま制御。直線では併走相手が来れば来るだけ気持ちを乗せてギアを上げ、結局切れ味の違いで半馬身の先着とした。まったく無理をさせていなかったが、時計は5F62秒8で、まさに猛時計。

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追い切り評価:ホウオウビスケッツ

【最終追い切り】レース当週は助手が騎乗し、ウッドで併せ馬。福島記念を予定しているオープン馬ホウオウノーサイドを追い、巧みなコーナーワークで取り付いていく。直線では手応え優勢のまま自然と切れで勝り、2馬身抜け出しての先着とした。

詳細記事はコチラ⇒◆【天皇賞秋2024予想/追い切り診断】展開利からも妙味の想定“8人気前後”に高評価 前走の反動なく「強気の攻めで急上昇」

追い切り評価:ジャスティンパレス

【最終追い切り】最終追いも坂路に入り単走で調整された。坂の序盤、加速していく際にややバランスが乱れたが、半ばあたりからはフォームにまとまりが出てきて、手前もスムーズに変換。悪くない伸びだったと言える。ただし序盤で見せた体幹のブレは気になるところ。

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1週前追い切り

【天皇賞】ドウデュース 伸び脚別格 武豊「言うことなく全ていい」

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【天皇賞】リバティアイランド 女王の本領発揮 久々も動き絶好

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■「天皇賞・秋2024」過去10年データ

前走ローテ

[過去10年]天皇賞・秋2024の前走ローテ

[過去10年]天皇賞・秋2024の前走ローテ

古馬王道路線のレースらしく、また2000mという中距離最強決定戦らしく、前走宝塚記念組と前走安田記念組、それに前走日本ダービー組が2勝ずつと、それぞれの路線で最高峰のレースが並んでいる。それ以外では前走札幌記念組、前走毎日王冠組、前走オールカマー組、前走京都大賞典組からそれぞれ1勝ずつ輩出。GIII以下からは勝ち馬はおろかここ10年では3着にも入っていない。

詳細記事はコチラ⇒◆【天皇賞秋2024予想/前走ローテ】宝塚記念に「2.3.1.3」の好走データ 別路線組は“スーパーGII組”に注意

血統傾向

ディープインパクト産駒は通算成績【1.9.3.44】で、勝率1.8%に対して、連対率17.5%。異様なまでに2着が多く勝ち切れない。初めて同産駒がこのレースに出走した2013年以降の11回で連対しなかったのは17年と22年の2回のみ。トリッキーな「ディープ産駒2着付け」馬券をお守りで持っておくのも面白そう。

ディープ孫の出走数はまだ少ないのでこの傾向を受け継いでいるのか否かは判然としないものの、孫の代でも勝ち切れない特徴を受け継いでいる可能性も考えてみたい。

◆詳細記事はコチラ⇒【天皇賞秋2024予想/血統展望】2連覇の名馬と重なる“絶妙配合” 「キャリアハイのパフォーマンス」の期待大

人気・配当傾向

過去10年、1番人気が【7.1.1.1】と圧倒的。2000年以降で見ても【13.5.2.3】。着外は2006年のスイープトウショウ、11年のブエナビスタ、18年のスワーヴリチャードのみ。牝馬2頭が人気を裏切り着外に敗れているものの、1番人気の4歳牝馬なら【3.1.0.0】と連対率100%。1番人気が想定されるリバティアイランドを疑うのはナンセンスか。

1番人気が連対できなかった近2回においては2番人気が連対を果たしており、過去10年においては1番人気か2番人気が毎年必ず連対している。とはいえ、2番人気と3番人気はそれほど好走率が高くなく、1+2番人気のワンツー決着は1回、1+3番人気は2回、2+3番人気は0回と3番人気以内同士での連対が少ない。

◆詳細記事はコチラ⇒【天皇賞秋2024予想/高配当メソッド】1人気の4歳牝馬は「3.1.0.0」 5人気以内の決着3回のみで“伏兵”にもしっかり出番あり

枠順データ・傾向

過去10年、最多の4勝を挙げるのが4枠で【4.0.1.13】勝率22.2%。8枠が0勝で他が1勝ずつを挙げており、群を抜く勝ち星なっている。このうち2番人気以内が【4.0.0.1】勝率80.0%、単勝回収値244を記録。強い馬が力を発揮しやすい枠と言えるだろう。ドウデュースは好枠をゲット。昨年のリベンジに期待が高まる。

唯一、連対馬ゼロなのが8枠で【0.0.2.21】複勝率8.7%。外枠が嫌われ当日4番人気以内は不在で、3着馬2頭はいずれも6番人気の2015年イスラボニータ、16年ステファノス。

◆詳細記事はコチラ⇒【天皇賞秋2024予想/枠順】レーベンスティールに“8枠の試練”、03年シンボリクリスエス以降勝利なし 伏兵は「外枠の差し馬」にチャンス

■「天皇賞・秋2024」全頭診断

1枠1番 べラジオオペラ
過去10年の天皇賞・秋において、大阪杯勝ち馬かつ大阪杯以外のGI未勝利馬は【0-0-0-4】。小回りコースの阪神芝2000m適性を示しすぎたがゆえのマイナスデータで、この中にはスワーヴリチャードやジャックドールも含まれている。「春と比べると活気が足りない」とのコメントもあり、次走以降の香港or国内GIが狙い目になりそうだ。

2枠2番 マテンロウスカイ
前走毎日王冠は、直線でまったく前があかず不完全燃焼の8着。とりあえず使うことが目的だったかのようなレースだった。新馬戦後を含めた叩き2戦目の成績は【1-1-2-1】掲示板外なし。ダメージを最小限に抑えたと思えば理想的な前哨戦と言えるし、1600-1800mに良績が集中している点も今年の天皇賞・秋を戦ううえで大きなアドバンテージだ。

2枠3番 ステラヴェローチェ
2-3歳時より好位で運べるようになった反面、若かりし頃の破壊力が失われてしまった近走。このメンバー相手では厳しいだろう。

◆詳細記事はコチラ⇒【天皇賞秋2024予想/全頭診断】人気一角に「勝率80%」で鉄板級か 武豊騎乗ドウデュースは「0.0.0.4」で“消し”も

■「天皇賞・秋2024」軸馬/穴馬予想コラム

穴ライズ:タスティエーラ

今回は久々の関東圏でのレースとなり、「地の利」を十分に生かせる状況。特に、ダービーを含む2勝を挙げている東京替わりはプラス要素となるはずだ。この中間は、同厩舎のダノンベルーガと再三にわたる併せ馬で調整され、23日の最終追い切りでは美浦ウッドでキビキビとした動きを披露。春のデキとは雲泥の差で、調子が上向いているのは明らかだ。リバティアイランドやレーベンスティールといった4歳馬に注目が集まっているが、世代のエースとしてタスティエーラがその実力をここで改めて示す。

◆詳細記事はコチラ⇒【天皇賞秋2024予想/穴馬アナライズvol.1】連敗はノーカン可能の実績馬が「地の利」で再浮上 想定“8人気”以下の逆襲

危険な人気馬:レーベンスティール

天皇賞・秋ではGI実績が大きくモノをいう舞台。過去10年の連対馬20頭中18頭は、過去にGIで連対を果たした実績がある馬。レーベンスティールのGI経験は、香港ヴァーズ(11着)1戦のみで、国内では初挑戦となるだけに、その点は気がかりだ。

加えて、オールカマーからの臨戦組は、過去10年で【1.0.0.17】と低調で、勝ったのは2018年レイデオロのみ。同馬はすでにダービー馬という勲章を持っており、そのあたりはレーベンスティールと異なる。

◆詳細記事はコチラ⇒【天皇賞秋2024予想/危険な人気馬】勢いづく4歳一角を消し “秋の盾を勝てない血脈”と「1.0.0.17」の臨戦過程で過度な信頼禁物

データ攻略「三冠牝馬リバティアイランドに“馬券内率83%”」

昨年は牝馬三冠制覇。リバティアイランドが久々に国内のターフに姿を現す。ウオッカやブエナビスタ、アーモンドアイなど数多の名牝が制してきた秋の盾。3月以来となる実戦、7枠12番への懸念もあるなか、下された“買いデータ”とは?

・芝1600mのGI勝ちがある牝馬【2.1.2.1】

◆詳細記事はコチラ⇒【天皇賞秋2024予想/データ攻略】4歳GI馬2頭の「買い or 消し」 “あり得ない加速ラップ”が示す鉄板級の軸候補

データ攻略「ダノンベルーガに【1.2.0.2】の好データ」

一昨年は3着、昨年は4着と本レースで好走を続けるダノンベルーガ。当時のメンバーからイクイノックスやプログノーシス、パンサラッサが抜けたとあって穴人気も考えられる1頭だ。ドバイターフ以来の実戦、3歳時の共同通信杯を最後に勝ち星から遠ざかる現状とすべてをプラスに捉えることが難しい状況だが、この馬を狙える根拠は存在する。

・同年のドバイターフ3着内馬【1.2.0.2】

◆詳細記事はコチラ⇒【天皇賞秋2024予想/データ攻略】ダービー馬も凡走の“勝率0%”該当は ダノンベルーガとジャスティンパレスの「買い or 消し」

■「天皇賞・秋2024」レース概要

開催日
2024年10月27日(日)15時40分
4回東京8日目 11R
第170回 天皇賞・秋(GI)

施行条件
芝左2000m
3歳上オープン/国際/指定/定量

賞金
1着 2億2000万円
2着 8800万円
3着 5500万円
4着 3300万円
5着 2200万円

■「天皇賞・秋2024」東京芝2000mコース解説

競馬コース図_東京芝2000m

東京芝2000mコース図

1コーナー奥のポケットスタート。約100mで最初のコーナーへ突入し、長いバックストレートを走って3コーナーへ。3コーナー手前から緩い上り坂、3~4コーナーは下り坂となり、高低差2.1mのアップダウンがある。直線は新潟外回りに次ぐ525.9m。

1コーナーまでが短く、外枠に入った逃げ・先行は不利。また、道中のアップダウンに加え、直線の長さから中盤でペースが緩み、瞬発力勝負になりやすい。とはいえ、高速馬場になる傾向にあり、追込一辺倒も難しく、好位~中団からの競馬が理想。

■「天皇賞・秋2024」過去プレーバック

2023年 イクイノックス

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着67イクイノックス牡458.0C.ルメール1:55.234.21
2着66ジャスティンパレス牡458.0横山武史2.1/233.76
3着79プログノーシス牡558.0川田将雅1.1/433.93

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2022年 イクイノックス

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着47イクイノックス牡356.0C.ルメール1:57.532.71
2着23パンサラッサ牡558.0吉田豊136.87
3着35ダノンベルーガ牡356.0川田将雅クビ32.84

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2021年 エフフォーリア

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着35エフフォーリア牡356.0横山武史1:57.933.23
2着11コントレイル牡458.0福永祐一133.01
3着59グランアレグリア牝556.0C.ルメールクビ33.82

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監修:山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長