【天皇賞秋/前日オッズ】単勝3.9倍以下が「9.1.2.2」で圧倒 過去2回“3強ムード”の年は1人気勝ち切れず

天皇賞秋2024の枠順
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JRAは26日、第170回天皇賞・秋(GI、芝2000m)の前日最終オッズを発表した。

GI5勝目を狙うお嬢さん・リバティアイランド(牝4、栗東・中内田充正厩舎)が単勝2.5倍で1番人気、年内の引退が決まり秋古馬3冠を目指すドウデュース(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が単勝3.3倍で2番人気、トウカイテイオーの血を紡ぐレーベンスティール(牡4、美浦・田中博康厩舎)が単勝4.5倍で3番人気と、ここまでが10倍以下。

以下、ソールオリエンス(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)が単勝15.1倍で4番人気、ジャスティンパレス(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)が単勝16.1倍で5番人気。

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■3強ムードの年は堅め決着も「競馬に絶対はない」

過去10年、単勝1倍台は【3.0.0.0】と完勝。3.9倍以下でも【9.1.2.2】勝率64.3%、単勝回収値167とベタ買いでOK。今年は4.9倍以下の3頭が中心となっているが、今回のように3強ムードになった年は過去10年のうち2回。2021年は人気3頭の決着、2014年は1番人気イスラボニータが3着、2番人気ジェンティルドンナが2着で5番人気スピルバーグが勝利した。今年は堅め決着の可能性が高いかもしれないが、いずれも1番人気が勝ち切れておらず、競馬に絶対はないことを示している。

2、3着が多いゾーンは単勝7.0~14.9倍で【1.3.5.14】。このうち5~8枠が【0.3.4.6】複勝率53.8%、複勝回収値150を記録。本レースのリピーターであるジャスティンパレスは当日のオッズ次第で2、3着候補になりそう。

他に複数好走のあるゾーンは単勝20.0~49.9倍で【0.3.1.28】。好走馬4頭のうち、逃げ馬が2頭、当日上がり最速を記録した馬が2頭。競馬でよくあるように極端な脚質は穴をあけやすい。ダノンベルーガはスローの切れ味勝負になるならチャンスがあるか。逃げ候補のホウオウビスケッツは49.9倍以下になるか微妙だが、穴の資格あり。強い馬が勝つ大舞台である一方、振り返ると、競馬の教訓が詰まったレースである。

馬連は(7)ドウデュース-(12)リバティアイランドが5.9倍、3連複は(7)ドウデュース-(12)リバティアイランド-(14)レーベンスティールが8.1倍、3連単は(12)リバティアイランド→(7)ドウデュース→(14)レーベンスティールが32.1倍で1番人気。上位3頭の組み合わせを除いた3連単は(7)ドウデュース→(12)リバティアイランド→(11)ジャスティンパレスの組み合わせで60.6倍となっている。

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■26日・前日最終オッズ

人気馬名単勝
1リバティアイランド2.5
2ドウデュース3.3
3レーベンスティール4.5
4ソールオリエンス15.0
5ジャスティンパレス16.1
6ベラジオオペラ16.2
7ダノンベルーガ19.0
8タスティエーラ44.2
9ノースブリッジ55.6
10ホウオウビスケッツ58.6
11キングズパレス67.5
12マテンロウスカイ98.5
13ステラヴェローチェ109.1
14シルトホルン224.1
15ニシノレヴナント292.7

※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

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