卓球女子の大藤沙月(ミキハウス)は、「WTTチャンピオンズモンペリエ」で上位選手を次々に破るなど、快進撃を見せて初出場で初優勝を飾った。
直近の世界ランキングでは自己最高の11位まで順位を上げた20歳に対して、ライバル中国の現地メディアも脅威を示している。
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■福岡でのファイナルズへも出場決定
大藤は怪我の早田ひな(日本生命)に代わり出場した大会で平野美宇(木下グループ)、伊藤美誠(スターツ)を下すと、決勝まで勝ち進み張本美和(木下グループ)にも勝利。堂々たる戦いぶりを見せて、一躍注目の的となった。
そんな20歳に対しては、ライバルである中国の現地メディアも関心を示す。『捜狐』は「日本版の孫穎莎?スタイルが孫穎莎に似ているサツキ・オオドウが中国の強力なライバルになる可能性」と見出しを打ち、女子ながらパワー溢れるスタイルを持ち味とする世界女王、孫穎莎と似ていると指摘している。
記事内ではフランスでの快進撃を伝えたうえで、プレースタイルについて分析。「サツキ・オオドウは中国卓球チームに挑戦できる能力を持っている。体力や技術面などで孫穎莎と多くの類似点があり、多くのファンは(日本の)孫穎莎と考えている」と評し、力強い両ハンドを備え、台から下げられても強さを発揮する大藤について言及した。
なお、大藤は世界ランキングの1000ポイントを追加し、11月20日から福岡で行われる「WTT男女ファイナルズ」への出場権も獲得。孫穎莎をはじめとした中国勢との対戦の可能性もあるなか、ライバル国に対して脅威となれるかは注目が集まる。
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