MLB公式サイトは2日、今オフにフリーエージェント(FA)となる選手をランキング化し、上位25人を紹介した。ワールドシリーズ(WS)を制覇したドジャース勢はジャック・フラハティ投手が9位、テオスカー・ヘルナンデス外野手が15位に入った。日本勢はアストロズからFAになった菊池雄星投手が20位にランクインし、メジャー移籍を希望しているロッテの佐々木朗希投手が特別枠に取り上げられた。
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■ドジャース勢は8選手が対象
MLB機構によると、136選手が今オフにフリーエージェント(FA)になるという。WSを制覇したドジャースでは、すでに引退を表明しているダニエル・ハドソン投手とケビン・キーアマイヤー外野手を含め、ウォーカー・ビューラー投手、フラハティ、ジョー・ケリー投手、ブレイク・トライネン投手、「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデス内野手、T・ヘルナンデスが対象となる。
この8選手の中で、今回MLB公式サイトが発表した「トップ25」にランクインしたのは、9位フラハティと15位T・ヘルナンデスの2人。
フラハティは今夏、トレード期限前にタイガースから加入。ドジャースではレギュラーシーズン10 試合に登板して6 勝2 敗と好成績をマーク。負傷者が続出していた投手陣を救った。ポストシーズンでも5試合に登板し、チームの世界一に貢献した。
■9位フラハティも残留希望
1日(日本時間2日)に行われたドジャースの優勝パレードでは、ファンの大声援を受けて「この街が好きだ。離れたくない」と話していたが、果たしてどうなるか。同サイトはドジャース、メッツ、レッドソックスを新天地候補に挙げた。
15位に入ったT・ヘルナンデスについて、同サイトは「2021年にブレイクした後、2年連続で成績が落ち込んだが、ロサンゼルスへの移籍が追い風となり、154試合でキャリア最高の33本塁打、99打点、OPS.840を記録し、ポストシーズンでも活躍した」と評価。ドジャースとは1年契約だったが、32歳で迎える今オフは複数年契約を求める見通しだと伝えた。
その上で、新天地としてフィットする候補としてブレーブス、ドジャース、レッドソックスを挙げた。
T・ヘルナンデス自身は「ドジャース残留が最優先。ロサンゼルスに戻ってくるために最善を尽くす」と繰り返し語っているが、同時に「自分の力だけではどうにもできない」とも吐露しており、状況の複雑さを示唆していた。
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