ドジャースの“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手は4日(日本時間5日)、球団への残留を希望していると米メディア『ドジャース・ネーション』により報じられた。
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■“ジャッジ超え”のPS15号などで勝負強さが光る
キケはイベントに参加した際、「戻ってきたいです」と発言。ドジャースとの再契約を熱望した。
フリーエージェント(FA)となったキケは「私は失業中とは言いません。今日は(イベントで)働いていますから」とユーモアで笑いを誘いつつ、「でも、戻ってきたいです」と真面目な表情で打ち明けた。
キケは今季、年俸400万ドル(約6億100万円)の1年契約でドジャースに残留。捕手以外の8ポジションでメジャー出場経験があるなどユーティリティ性に優れ、今季は4試合で野手登板するなど故障者が相次ぐチームを支えた。
ポストシーズンでは勝負強さも光った。地区シリーズではパドレスとの第5戦でダルビッシュ有投手から先制ソロを放ち、勝利に貢献。メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦でも“ジャッジ超え”となる自身ポストシーズン通算15号を放つなど、14試合に出場し打率.294、2本塁打、6打点をマークした。
ドジャースについては「数日前にワールドシリーズで優勝したが、このチームは来年、ILからの復帰や投手陣の補強でさらに良くなると本当に信じてるんだ。本当にエキサイティングなシーズンになると思う」と展望。「僕も投げる準備はできている。来年は僕にとってかなり特別な年になる」と自身の来シーズンにも言及した。
今オフにドジャースからFAとなったのはキケのほか、この日新たにFA選手リストに名を連ねたクレイトン・カーショー投手、ウォーカー・ビューラー投手、ジャック・フラハティ投手、ジョー・ケリー投手、ブレイク・トライネン投手、テオスカー・ヘルナンデス外野手ら9選手。
チーム残留を希望する声も多いが、ドジャースはどのようなチームを編成しワールドシリーズ連覇を目指すことになるのか。注目が集まっている。
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