メジャーリーグは2024年の全日程が終了し、オフシーズンを迎えている。ストーブリーグでの各球団の動向には注目が集まっている。
そんななか、MLB公式サイトは今オフにフリーエージェント(FA)となる10人の打者に言及。人気銘柄を取り上げて意見を述べている。
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■筆頭候補のソトは「最も熱望される」
MLB公式のアンドリュー・サイモン記者が掲載したのが「フリーエージェント打者トップ10ランキング」と題した記事。「昨シーズンはショウヘイ・オオタニという誰よりも頭一つ抜けたエリート打者がいた」とドジャースに加入した大谷翔平投手の存在に触れつつ、今オフの注目選手について紹介している。
1位に名を連ねたのがフアン・ソト外野手で、ヤンキースをア・リーグ優勝に導いた26歳は兼ねてから昨年の大谷に匹敵する有力候補に挙げられる。寸評では、「野球の歴史上、ソトのような打者はそう多くない」と評価されており、「私たちが今まで見た中で最も熱望されるFA選手の一人になるだろう」と本命に指名されている。
2位のピート・アロンソ内野手(メッツ)に続き3位にランクインしたのがテオスカー・ヘルナンデス外野手で、2024年シーズンに33本塁打を放ち世界一に貢献。ドジャースから2105万ドル(約32億円)のクオリファイング・オファー(QO)を受けとった32歳のスラッガーも人気銘柄のひとりに数えられる。
記事内では、「投手有利だったT-モバイル・パーク(マリナーズの本拠地)でのヘルナンデスの短い期間を除けば、彼は三振を多く喫しながらもパワーも十分の選手であることが分かる」とその長打力を魅力に挙げ、「ヘルナンデスの(ホームでの)通算OPSは.788で、2023年にはマリナーズで.643まで落ち込んだが、ドジャースでの2024年には.884まで回復した」と数字改善を指摘。空振りの多さを懸念点としつつも、今オフ市場に出る選手では有力選手だと見ている。
各球団にとってクリーンアップを任せられる打者の確保は、シーズンを戦い抜くうえでカギを握ってくる。はたして、市場に出回る有力打者を獲得するチームはどこになるのか。
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