米メディア『ロサンゼルス・タイムズ』電子版は7日（日本時間8日）、「テオスカー・ヘルナンデスとの再契約が、ドジャースにとってオフシーズンのもっとも重要な決断のひとつになる理由」と題した記事を掲載。今季33本塁打を放ち、4年ぶりの世界一に貢献した右の大砲について言及した。
現在32歳のテオスカー・ヘルナンデス外野手は、今季1年契約でドジャースに入団。勝負強い打撃と明るいキャラクターで多くのファンを魅了した。本人も残留を熱望しており、その動向に注目が集まっている。
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■ソト獲得レースは厳しい現状
同記事を担当したジャック・ハリス記者は、「彼の力がなければ、この優勝を祝うことは出来なかったかもしれない」と今季の活躍を高く評価。「ドジャースが同じ思いを持っているかどうか、そして彼が求める3年契約に応じるかが焦点となる」と、今後の展望を綴った。
ハリス記者は、ブランドン・ゴームスGMが明かしたムーキー・ベッツ外野手の「内野手再転向プラン」にも触れ、実現すれば外野が手薄になる点を指摘。「FAの大物フアン・ソトを獲得しない限り、ヘルナンデスを呼び戻さなければドジャースにとって魅力的な代役を見つけるのは難しい」と、ニューヨーク2球団に後れをとっている“ソト争奪戦”の現状を踏まえた上で、「短期的には、再契約は理にかなっている」と、現実的な選択肢を後押しした。
ヘルナンデスは今オフ、MLB公式サイトの「FA打者トップ10」で3位にランクインするなど、右の強打者を求めるチームにはうってつけの存在。ドジャース残留は実現するのか。
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