野球最強国を決める国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」が、11月9日に開幕した。井端弘和監督率いる日本代表「侍ジャパン」は、13日の初戦で豪州代表と対戦する。
2019年の第2回大会に続く連覇達成に期待が高まるが、格下相手の初陣とは言え油断は禁物。とりわけ注意したいのは、今夏のMLBドラフト全体1位指名を受けたシドニー出身のトラビス・バザーナ内野手だ。
◆【プレミア12まとめ】侍ジャパンの連覇なるか 代表メンバー、グループリーグ表、試合日程、中継情報、出場国一覧ほか
■パワーとスピードを兼ね備えたスター候補
Travis Bazzana's first professional home run is a grand slam! pic.twitter.com/4XQWqwlKIP
— MLB (@MLB) July 31, 2024
日本戦でリードオフマンを務めると見られるバザーナは、豪州出身選手として初のメジャー全体1位指名を受けた右投げ左打ちの二塁手。
中学時代から、豪州のプロリーグでプレーした経験を持つ。米オレゴン大学時代は通算打率.360、45本塁打、165打点、66盗塁の好成績。今季7月にガーディアンズに入団すると、傘下のマイナーHigh-Aで27試合に出場し、打率.238、3本塁打、12打点、5盗塁、OPS.765を記録。パワーとスピードが魅力のスター候補生が、プロ生活の第一歩を踏み出した。
過去のドラフト全体1位指名では、昨季がパイレーツのポール・スキーンズ投手、2019年はオリオールズのアドリー・ラッチマン捕手、11年はヤンキースのゲリット・コール投手など錚々たるメンバーが顔を揃える。
球界を代表する選手になる可能性を秘めたバザーナが、侍ジャパンの投手陣相手にどのようなパフォーマンスを見せるのか。試合開始直後から注目してほしい。
◆【プレミア12まとめ】侍ジャパンの連覇なるか 代表メンバー、グループリーグ表、試合日程、中継情報、出場国一覧ほか
◆豪州初…全米ドラ1逸材が参考にした日本人 受けた衝撃「高校時代によく見ていた」
◆【MLBアワード2024】大谷翔平「MVP発表はいつ?」 3度目の満票MVPなるか、ハンク・アーロン賞ほか各賞の日程一覧