卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」が20日から福岡県の北九州市立総合体育館にて行われる。国際大会であるWTTシリーズの年間チャンピオンを決める戦いとなっている。
今回男子シングルスでは唯一の日本勢となる張本智和(智和企画)。国内でのWTTシリーズに初参戦する日本のエースには、公式も関心が寄せている。
◆「オオドウの台頭は研究されなければ」大藤沙月、飛躍の20歳に大会公式も注目 “ダークホース”の快進撃に期待「ブレイクスター」
■松島と組むダブルスでも参戦決定
張本智はパリ五輪前の「WTTコンテンダーチュニス」、「WTTスターコンテンダー バンコク」で2大会連続三冠を成し遂げるなど各大会で安定した成績を収め、世界7位として男子では唯一のシングルス参戦。松島輝空(木下グループ)と組むダブルスでも出場を決めており、エースとして大車輪の働きが求められる。
そんな張本智に対してはWTT公式も関心を寄せており、「男子シングルスの地元での戦いは、トモカズ・ハリモトの肩にかかっている。出場選手中では唯一の(男子)日本選手として、地元のスターのために観客は大勢で盛り上がるだろう」と注目。また、公式Xは「男子シングルスで雄一の日本選手、トモカズ・ハリモトはWTT福岡で輝く準備ができている」と評価を与えている。
さらに、張本智は2021年、22年のカップファイナルズ(現ファイナルズ)で決勝進出を果たしている実績にも触れながら、「最大の舞台に相応しい選手であることを何度も証明してきた」と言及。今回のファイナルズでも躍進に期待が高まっている。
今年は男女での日本開催となったファイナルズに挑む張本智。福岡でどのような戦いを見せ躍動するのか。
◆女子単優勝争いのカギ握るエースの帰還 絶対本命は中国の世界1位、早田ひなは凱旋試合で復活に期待「地元のヒーロー」
◆<卓球>中国の主力3選手がWTTファイナルズ福岡を欠場、中国ネットで不満噴出
◆【動くグラフあり】エース・早田ひなに世界6位の張本美和が急接近 20歳大藤沙月が伊藤美誠超えの8位浮上、熾烈極める日本女子卓球界