卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は21日、福岡県の北九州市立総合体育館にて2日目が行われる。初日に日本勢が躍進を見せたなか、女子シングルス、男女のダブルスで注目選手が登場する。
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■張本智が松島とのダブルスで強豪に挑む
男子ダブルスでは張本智和(智和企画)、松島輝空(木下グループ)ペアが登場。張本智は、20日はシングルス1回戦で世界5位の梁靖崑(中国)相手に勝利し幸先良いスタートを切ったなか、17歳の松島と組むダブルスではフランスの実力者であるフェリックスとアレクシスのルブラン兄弟と戦う。
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女子シングルスでは平野美宇(木下グループ)が1回戦を迎え、ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)との一戦。同じ山には世界女王の孫穎莎や陳幸同という中国勢が揃ったグループで、まずは1勝を挙げて幸先良いスタートを切れるか。
また、注目が初戦で実現する日本人対決。世界ランキング8位の大藤沙月(ミキハウス)が同10位の伊藤美誠(スターツ)との戦い。10月の「WTTチャンピオンズモンペリエ」では20歳の大藤が勝利を収めたなか、福岡の地で伊藤のリベンジは見られるのか。
また、女子ダブルスでは昨年のファイナリストである長﨑美柚、木原美悠(木下グループ)ペアが登場し、バラゾバ、マテロワ(スロバキア・チェコ)ペアとの一戦。20日には大藤と横井咲桜(ミキハウス)ペアが韓国の田志希、申裕斌ペアに勝利して準決勝進出を決めており、昨季準優勝を飾った長﨑、木原ペアとの対戦が実現すれば興味深い戦いとなる。
2日目も注目のカードが続くなか、地元開催大会での日本勢の躍進には期待が高まる。
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