21日(日本時間22日)、今シーズンのMVPが発表された。ナ・リーグはドジャースの大谷翔平投手が満票で3度目の受賞。ア・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が2年ぶり2度目の選出となった。
大谷は受賞発表後、電話取材に対応。喜びを語るとともに、メジャー移籍を目指す佐々木朗希投手についても言及した。米複数メディアが伝えている。
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■「彼の決断を尊重する」
偉大なチームメートであり、2014年MVPのクレイトン・カーショー投手に受賞を告げられた大谷。真美子夫人とグータッチを交わし、受賞を喜んだ。
米放送局『MLBネットワーク』の番組に出演すると、その後は電話取材にも対応。今季を振り返ったほか、手術した左肩の現状についても語ったが、その中でポスティングシステムを利用し、メジャー移籍を目指す佐々木についてコメントする場面もあった。
「(佐々木を)ドジャースに誘うか」と問われると、「いや、勧誘ということはしていないです。私は彼を友人だと思っているので、時々野球全般や人生について話すことはありますが、友人の一人として自然に接している感じです。彼がどこと契約するか、それは彼の決断を尊重しますし、どこに行っても彼ならうまくやれると思います」とし、若き右腕を招き入れるためのアクションは一切していないと明かした。
■代理人は密約説に反論
佐々木を巡っては多くの球団が獲得を目指すとされているが、中でもドジャース本命説が根強く、既定路線のように語られることが少なくない。また、大谷も佐々木も同じ岩手県出身であり、このような点も念頭に質問が飛んだようだ。
ただ、佐々木の代理人であるジョエル・ウルフ氏は先日、こうした“密約説”に反論。米スポーツメディア『The Athletic』によると、同氏は「私のことをよく知っていて、多くの仕事を一緒にしてきた何人かの球団幹部が、私が何らかの悪質な契約を行っているかのようにほのめかし、私の誠実さを侮辱している。これはスポーツマンシップに欠ける行為だ」と怒りをぶちまけたという。
すでにヤンキースのハル・スタインブレナー・オーナーは争奪戦に乗り出すことを明言。MVPに関する質疑応答の中でも動向が話題になるなど、佐々木は米球界で大きな注目を集めている。
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