12月7日(日本時間8日)にUFCデビュー戦を控える総合格闘家の朝倉海が23日に更新されたYouTube「魔裟斗チャンネル」に出演。
渡米直前の朝倉が元K−1世界王者の魔裟斗と対談し、この一戦についての意気込みを語った。
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■「階級、5分5R、ロスでの試合……関係ない」
朝倉は12月7日(同8日)に開催される『UFC310』のメインマッチで、フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャとのタイトルマッチに挑戦する。前代未聞のデビュー戦タイトルマッチについて、朝倉が渡米直前の心境などを明かした。
対談では、ジムが同じだという魔裟斗が、朝倉の「瞬発力」を絶賛。「跳躍力があるのは、一発のパワーがある証拠」だとし、朝倉が130〜150センチほどのボックスを跳んでいるとことを明かした。
さらに魔裟斗はメンタル面でも「心臓に毛が生えている」と高評価。朝倉もそれに同意し、「今回は初めてのことが多い。階級を1個下げるし、5分5ラウンドだし、初めてラスベガスで試合するし……その辺を不安視されているが、僕からすると全然関係ない。倒すだけ」と笑顔で自信をみなぎらせた。
■魔裟斗「(勝ったら)ずっと歴史に残る」
そんな朝倉だが、相手の研究も順調な様子だ。
王者パントージャは33戦28勝(8KO、10サブミッション)。朝倉は「瞬発系ではなけど、メンタルが鬼強い。今までの試合も、僅差なんだけどなぜか勝ち切る」とリスペクトを語った。打撃については、「対峙すると見えにくいタイプなのかな」と予想。変則的な打撃と、身長に対してリーチが長いため打撃の伸びは警戒しているという。
一方で、パントージャの強みである“タフさ”には勝機を見出しているようで、打撃をもらいながら組み付くスタイルに対し、「逆に(打撃を)もらってくれるので倒せるかな。(一発入れば倒せる自信が)あります。他のやつとは違うぜ、というのはある」と笑顔で語った。
大一番に向け「日本人じゃ無理だ、というのを覆したい。俺がやるしかない」と意気込む朝倉。魔裟斗は、「(勝ったら)ずっと歴史に残る。ボクシングでいうマニー・パッキャオみたいなレジェンドに。サクセス・ストーリーがすごいね」と、日本人初・アジア人初のUFC王者誕生に、期待を述べた。
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